ご飯の盛り方

osyousan2007-08-20



5日振りに仕事。
駐輪場で「おじさん!」と声を掛けられる。
振り返ると娘の親友Tさんだった。


「いつも仲良く遊んでくれて有り難う」とお礼を言う。
そして「じゃあ」と先に駅に向かう。
だって月曜日の朝から爺と一緒じゃ嫌になるだろう。


9時から久しぶりにラジオ体操第一をやる。
何しろ運動はこれだけ。
手を大きく振り、体を捻ってスジを伸ばす。
ジャンプの時、ズボンの小銭が音をたてた。


「○○水産」で昼食。
食券自動販売機で刺身定食650円のチケットを買う。
店のおばちゃんがそれを受け取ると「どうぞ、あちらへ」と誘導。
席には既にご飯と味噌汁が置かれているのだ。


ボールの中に生卵が3個。
その横にパックの海苔。
ご飯の上に海苔を敷いて生卵で食べる、これいいな!


生卵を小皿にカチンと打ち付けた。
すると意外ともろく殻が割れて黄身がどろっと出てきた。
新鮮な卵の黄身はこれくらいじゃ砕けないぞ。


ここでママの言葉が頭に浮かぶ。
「夏の生卵は注意、よほど新鮮じゃないとノー」


結局、下痢が怖いから生卵は食べなかった。


今日の刺身はマグロ赤身、カツオ、サーモン、そしてエンガワ。
ワサビを充分効かせて一気に食べた。
残ったご飯にはテーブルの上にあったタラコふりかけの助けを借りてお腹の中に入れた。


食事時間、7分だった。


ここはご飯、味噌汁お代わり自由。
だから若者や肉体労働関係の客が多い。


しかし、ご飯の盛り方に一工夫が欲しい。
初めに出て来るご飯は、ぺったんぺたん盛りである。


以前、トンカツ屋のカウンターに座ったら、厨房のオヒツのそばに図が張ってあったのを見た。
てんこ盛り×、デコボコ盛り×、少ない盛り×、ふんわり盛り○。
盛り方ひとつで旨さが違う。

この安さに、贅沢は言えないが...。



地元駅に着くと道路のそこここに水たまり。
雨が降ったらしい。
でもまだ不十分。


夕立の後の道を歩くのが好きだ。
木々からポタポタ滴が落ちているくらいの時がいい。


陸橋下でママとムックに会う。
ムックは私の足にまつわりついた。
先に帰って洗面所に水を張っておくからね。


まだゴロゴロと空が鳴っていた。
もう一雨ほしい。


ムックは相変わらず大理石のプレートの上でお休みである。