居酒屋「Tちゃん」にて小爺を見た。

osyousan2007-07-13





神社と陸橋下にムクゲが咲いている(写真)。
ムクゲは、品のあるいい花である。
この花が韓国の国花ってこと知らなかった。


昼、タイ料理専門店の「ディージャイ」に行く。
意味は「いい人」。
ランチメニューの麺を選んだ(写真小)。
料理の名は、トムヤムスープお米麺と言う。


見た感じは細麺うどんに水菜など香味野菜を乗せたもの。
酢やナムプラー、唐辛子など香辛料をお好みで混ぜる。
不味くはない。
体にいいと言えば、食べられる。


でも旨い!というほどじゃない。
飲み物とデザートがついて900円。


職場で変わった最中をいただく。
サッカーボール最中。
正式商標は「サッカー王子」(写真)。
埼玉県名物。
今はやりの王子ブームの走りだった?


柚餡が旨かった。
これなら食べられるぞ。
浦和レッズ頑張れ!


雨がポツポツ。
その中を自転車で居酒屋「Tちゃん」まで走る。
カウンターに座る。
暑いので戸は開けっ放し。


いい風が入る。
すると160センチくらいの小さな爺さんが入ってきた。
口元に愛想笑いを浮かべている。


小爺「鮪のぶつ御願いします!」
マスター「ぶつ、ありません」
小爺「鮪ぶつって旨いんだよね、じゃあコハダある?」
マスター「コハダもありません、あるものを注文してください」


正面のホワイトボードに料理の品名が書いてある。
いきなり入ってきて大声の客、このタイプは、マスターが嫌いな客だとすぐわかる。
態度が冷たい(客商売?)。
頑固である。


小爺「オレ、目が見えないんだよ。片目は全くだめ。視神経がいかれてるんだ」
同情を求めているようだ。
確かにお通しを食べるときに異常に目を近づけた。
ママがやってきて献立ボードを読んであげた。
やっと「レバ刺し」が注文できた。


今日初めて来たというこの小爺さん、お隣さんとよくしゃべる。
同情をかったと思ったらこんどは「カラオケまだやらないの?オレはセミプロだよ」
と自慢話。


そして「マスター、まめ鉢がいいねえ、粋だね。今なかなかいないよ」とごますり。
まめ鉢とは豆絞りの鉢巻きらしい。


話しかけようと私を見た。
私は相手にしない。


初老(70半ば)の男性がやってきて入り口に座る。
その後、東南アジア系の女性がやってきた。
落ち着いた身なりと流暢な日本語。
間違いなくどこかの店のママだろう。


酒場でこういうカップルはよく見かける。
東南アジアの女性は老人(お金もち)に優しい。


私の右隣りに50歳くらいの女性が座った。
はじめて見る顔。
左薬指に派手な指輪。
遅れてやってきた友人Nさんの知り合いだった。


この二人、お互いに携帯の番号を教えあっている。
隅に置けないなあ。


まあ、Nさんは独身だから自由な身。
カラオケが始まる。
座敷に陣取ったご婦人グループ(7人)から元気な演歌。


セミプロと豪語していた小爺が歌う。
それほど上手じゃない。
だが歌詞は画面を見ないで歌う。
やっぱり目が悪い?


ご婦人グループに踊ろうと声をかける小爺。
「席に座ってください」とママにたしなめられた。


Nさんが歌うと私も続く。


カラオケ好きのNさんが「今日はサッカーがあるから早く帰りましょう」と珍しいことを言う。
それでも私が先に店を出た。


我が家ではコウモリのようなムックが待っていた(写真)。


サッカー、今前半が終わって(11時半)UAEに3−0とリード。
今日は大丈夫だろう。