不思議な一日

osyousan2007-04-11





週の真ん中が休み。


TVを見ていたら東池袋のラーメン屋「大勝軒」本店が3月に閉店したという。
つけ麺で有名な店。
方々に支店がある。
支店と言うより暖簾分けした弟子が開いた店。


浦和にも南浦和にもある。
番組のインタビューアーは地井武男


山岸という72歳の開業者が出ていた。
50年以上も前に夫婦ではじめて、
一生懸命に働き100人の弟子に暖簾分けした。
その奥さんも22年前、52歳で他界。


一緒に苦労した奥さんにいい思いさせたかな?


この番組を見てラーメンが食べたくなった。
そうだ、ラーメンと餃子を食べに、北千住へ行こう!
今日の行動が決まった。


まずムックをカンガルーだっこに入れて散歩。
じっと見ているから..。
神社のブランコ公園、グランドに放す(写真)。


その後は、信用金庫に行って積み立ての手続き。


すると消防自動車のサイレンが鳴る。
笹商店の近くらしい。
行ってみる。
3階建ての一軒家から煙が出ていた。
1階はスナック(写真)。


なーんだ、もう終わりじゃない、
と不謹慎な心。
花火じゃないよ。


お寺の前を通るといい言葉が書いてあった。
「咲いた花見て喜ぶよりも、咲かせた根本
の恩を知れ」(写真)
自分一人だけで偉くなったと思うなってこと。


図書館に行き横尾忠則の「異路倫」を返本。
同じ事が羅列してあるような日記本。
そして新しく2冊借りる。


館内のバックグランドミュージックがいい。
卒業写真、いちご白書をもう一度、五番街のマリー。
去りがたくソファに座って暫し聞く。


120キロはある男性が私の隣りに座った。
背広ネクタイ姿、年齢は35歳くらい。
独り言を言い出した。


「野村さんが監督なら命がけでやりますよ、
俺を評価してくれたから。
休みくらいは堂々と飲んでもいいじゃない、
昼間からスーツ姿で飲むとハタから見るとおかしいかもしれないが」
と取り留めもないことをはっきりとしゃべっている。


ストレスからノイローゼか?
昼間から生ビールを飲むって私のこと?
こういった人は多い。
休養すれば正常に戻るのかな?


北千住で下りる。
東口に出た。
西口とは違いこっちは昔の下町が残っている。


中華「珍来」に入る。
インターネットで調べたのだ。
グルナビのチケットを出すと餃子3個サービス。
瓶ビールと餃子を食べながらラーメンを待つ。


餃子、ラーメンとも旨かった!
ただビール中瓶が600円は高い過ぎるぞ。


昔の知り合い(取引先)を思いだした。
ご主人は5年前に亡くなっている。
八百屋で苺「紅おとめ」を買って家を探す。


何回行っても迷う。
だが今日はすんなり家を見つけた。
庭から入る。


ガラス越しに中を見たらおばあちゃんがコタツで居眠りしていた。
「こんにちわ」とガラス戸を叩く。
すぐに目を覚ます。


「私わかりますか?」
「わかりますよ」、と言いながら名前が出てこない。
「○○(私の名前)ですよ」


「丁度良かった今日は主人の月命日なの」
えっ、だからスムーズに家に辿り着いたのだ。
亡き社長に呼ばれた?


仏壇に苺を供えて焼香した。
その後、88歳になる奥さんが持ってきた昔の写真を見る。


以前、ここを訪問したのは平成14年11月。
会社の同僚と北千住で飲んだ後、寄ったのだ。


家に帰るとその同僚からハガキが届いていた。
3月いっぱいで会社を退職したという挨拶。


不思議な一日だった。