改札出口で怒鳴る男
正月からスタートした1月も今日で終わり。
今年も12分の1が過ぎようとしている。
職場では月末の全体会議。
ボスが昨日本部で行われた幹部会議の模様を話す。
我々非常勤の仕事が4月以降もあるとは限らない、らしい。
こんな時、「えーつ!それはないよ」とは思わない。
その時はまた自由を楽しめばいい。
常に自然体。
今年はイノシシ年だ。
イ→急がない、ノ→のんびりと、シ→しくじっても、
シ→自然体。
昼、「高田屋」でせいろを食べる(写真)。
サービス券があったので食後のコーヒーも出る。
ここではゆったりと手帳の整理。
手帳は私の生きてきた記録。
そうそうこのブログと同じ。
視線を感じた。
私はカウンターに座っているが、その角にいる女性は真っ直ぐこっちを向いている。
私の一部始終を見ているような気がした。
髪の長い若い女性。
まさかこんな爺を見ている訳はない。
彼女の座った位置が私の方を向いているだけ。
でも食べた後の楊枝は口を隠して使った..。
会社のトイレで鏡を見る。
唇に熱の華ができた。
ヘルペスとも言う。
体調が悪いと出てくる。
年に2回はお出ましになるのだ。
鏡を見ながらドアを開けたら、入ってくる人とぶつかった。
地元駅に着く。
帰宅する大勢の通勤客が通る自動改札で、
中年のオヤジが「おい!早く来いよ!」と大声で怒鳴っていた。
奥さんでもを呼んでいるのかな、と思った。
違うようだ。駅員を呼んでいるのだ。
出口のバーが閉まったままで自分の切符は出てこない。
この時間、改札の駅員は一人。
オヤジはイライラして駅員の方を睨んでいる。
黒い帽子にジャンバー姿、怖い顔をした60歳くらいの男。
会社でも威張っていたのだろうか、この格好じゃ定年だな。
こんな男は定年でずーと家にいると熟年離婚される。
私は立ち止まって男の顔を睨んでやった。
若者にバカにされる、本当にみっともない。
外に出ると青い月が東の空に昇っていた。
家に帰ると、ママが、今日の昼息子が来たと言う。
先日甥っ子からもらったカルビを御馳走したそうだ。
ママは息子が来ると元気になる。