毒入りカレー
今日はお手伝いでセミナーの受付をやる。
それも地元の会場。
これは気楽である。
昼はボスを含めた4人で中華レストラン。
みんなは湯麺セット、私だけが五目蕎麦セットを注文。
3人の湯麺が早く来た。
当然、3人が食べ始めた。
目のやりばに困る。
同じものを頼めばよかったかな..ちょっと反省。
食事の後は喫茶店。
これも4人一緒。
みんながホットコーヒー。
いつもならアイスコーヒーを頼むところだが、同じにした。
セミナーもあと20分で終わり。
そんな時間にドアが開いた。
そしてすぐに閉まった。
誰だろう?
ドアを開けると青年がオドオドした顔で立っていた。
「大分遅れてしまいましたが、せめて資料だけでもいただけませんか?」と言う。
会社名と本人の名前を聞いて資料を渡した。
会社に言われて参加するように言われたが、
資料だけ持って帰って誤魔化そう、
という魂胆かも知れない。
そんなことないか。
4時に開放された。
でも飲み行くには時間が早すぎる。
図書館に寄る。
すごい本を借りた。
「死刑判決は シルエット・ロマンス を聴きながら 」
林眞須美
著者は、あの毒入りカレー事件の林眞須美である。
居酒屋「M」へ行く。
時間は5時、当然私が一番乗りである。
今日のお通しはイサキの刺身と数の子。
20分くらいすると戸が開いてスナック「K」のチーフが顔を出した。
月曜日は「K」は休み。
彼とは27年前からの知り合い。
まあ、麻雀仲間である。
隣りに座り、暫し昔話に花が咲く。
今度はどっとおばさま達が入ってきた。
その数6人。
もう酔っている人もいる。
酔ったおばさまはウルサイ。
顔なじみの奥さんが20歳過ぎの息子と入ってきた。
飲み始めたら
「ママ、うちの旦那、だまって出てちゃった、」と告白。
この夫婦はよく二人で飲みに来ていた。
バス旅行も一緒。
外目には仲睦ましい夫婦だったが..。
何が起きたのだろう?
トロイカを食べてから、特製カレーをオーダーしようとしたが、
いつものオニギリにした。
林眞須美の顔が浮かんだ..。