娘、タイに戻る。

osyousan2007-01-05




朝、床の中でテレビの天気予報を見る。
青空が広がって富士山が画面に。
今日は休み。
だから正月休み続きでまた4連休が始まる。


ムックの散歩で富士山を拝もうと、陸橋にあがる(写真)。
ザンネーン、地平線が霞んでいて見えない。
風がないのだ。


家に戻り、ムックを庭に放して雨戸を外から開けた。
ムックが一人で垣根の近くまで歩いて行く。
裏の旦那が雨戸を開けてムックを見つけ「おお、どうしたんだ?」と驚く。


ママはバレーボール仲間の葬式に参列した。
享年68歳とか。
ベランダでムックと日向ぼっこをしながら昔の日記を読んでいた。
突然、ムックがベランダから身を乗り出して吠える。
大好きなピーちゃんが来たようだ。


娘は午後のリムジンバスで成田に向かう。
ほぼ50日間の里帰りでまたタイに戻るのだ。
お陰で賑やかな年末年始だった。
ママ、ムックと駅まで車で送る。


停留所まで行き、私は見送らずに図書館に本を返しに行く。
本を返した後、停留所に行ったら娘はバスに乗り込んいた。
悲しくなるから声をかけずにそのまま電車に乗って浅草へ向かう。


北千住で荷物を持ったお年寄りに「この電車、
牛田に止まりますか?」と聞かれた。
区間準急である。
ちょっと間をおいて「止まりますよ」と答える。
北千住まで準急で、そこから浅草まで各駅停車のはず。


責任があるので車内放送に耳を澄ます。
よかった間違いない。


下りるとき老女は「どうもありがとうございました」と私に挨拶。
私もお辞儀をした。
後から「お気をつけて」とでも言えばよかった、と思う。


浅草で正面から大階段をおりる。
そして隅田川のほうへと歩く。
青空に朝日ビールのうんこビルが眩しい(写真小)。


水上バス乗り場で軽快なハーモニカの音楽。
金ダライを叩いていいリズム。
地べたにしゃがんだハーモニカオジサンがいた。
「東京の日よいつまでも」「憧れのハワイ航路」などを演奏。


目の前にお金を放り込む容器が置いてあった。
2曲が終わると「さあ、カンパ、カンパ」と催促している。
容器の中には千円札と小銭が入っていた。
千円札は、多分呼び水だと思う。


浅草寺はまだお正月気分の観光客でいっぱいだった。

浅草演芸ホールの前に和服姿の芸人がいた。
中年のおばちゃんが「あら、すてき、テレビで見てます、
写真お願いします。」と青年を囲む。


柳家花禄だった。
私がおばちゃんの肩越しにカメラを向けると花禄師匠はVサイン。
(写真)


今日は浅草の後、7時過ぎに待ち合わせがある。
冷えてきて手が冷たくなったので、雷門そばにある
100円ショップシルクに入り手袋を買った。
まだ時間が2時間もある。
そこで映画館に入ることにした。


入ったのは浅草中央劇場。
シニア割引で千円はありがたい。


見た映画は2本立て。
ブルースウイルスの「16ブロック」とウイズりー・スナイプスの
「ザ・マークスマン」。
2時間ではどっちも中途半端だった。


待ち合わせ場所に向かう車内で私の携帯が鳴った。
約束の時間、一分過ぎ。
せっかちな御仁である。
飲んだ相手は昨日2年振りの電話をくれたKさん。


せんげん台の「茂蔵」で食べ放題。
ざる豆腐、刺身、湯葉、鮪のカルパッチョ
レンコン肉はさみ揚げ、唐揚げねぎまみれ、
海老の生春巻き、お新香等。


豆腐料理専門店だから健康素材で一品の量が少ない。
それにしても年寄り二人でよく食べたものだ。