父母の手紙..

osyousan2006-11-24




朝、ムックの散歩を終えて家に戻り、朝刊を取ろうと郵便ポストに手を入れた。
新聞と一緒に大きな封筒。
年末恒例の次兄からの手紙だった。


毎年、1年間の出来事を生活句にしたためて送ってくる。
その中に今は亡き父母の手紙(コピー)があった。
今から12年前、次兄が熊本に赴任している時に受け取った手紙である。
その文面に、いくら大きくなっても子想う親の心があった。


父は50を過ぎた息子に対し遠慮しつつ組織における人間関係の心構えを説き、
母は深い愛情を感じる言葉で励ましている。
朝から泣けたねえ..。
でも清々しい涙。


朝、電車を待つ。
向かいのホームで若い女性が立ってパンを食べている。
目の前では大勢の通勤客が見ている。
その足元にはカラスが一羽、おこぼれを待っていた。


今日はまず飯能まで行く。
飯能と言えば今年、山歩き会でここの天覧山に登った。
そして50年以上も前、父親と登った。
警察官で、毎日曜日が休みとならない父親とは、数えるほどしか
遊びに行ったことがない。


だからよく覚えている。


飯能から西武秩父線に乗り換えて高麗駅まで。
高麗には曼珠沙華巾着田がある。
ママと来たのはもう4年くらい前になるだろうか?


駅前に赤いトーテムポールがある。
天下大将軍、地下女将軍(写真)?
売店の女性にいわれを聞いた。
でもすっきりと理解できず。


訪問企業まで歩く。
歩道がないのでダンプに注意しながら18分。
約束した部長が用事で留守。
代わりにベテラン女性に面談。


その後、東飯能に戻り八高線に乗るつもりだったが、
一歩違いで乗り遅れた。
次の電車まで35分待ち。


飲食店を探して昼食。
駅前の「元禄屋」に入ったら、奥の厨房からおばちゃんが二人こっちを見てる。
「いらっしゃい」の声もない。
「やってますか?」と念を押す。
「はい」と言う返事に「味噌ラーメン、12時に出る八高線に乗るから、間に合いますか?」と確認。


「○○ちゃん、おそば大丈夫?」と聞いている。
このおばちゃん達は姉妹かも。
「できます、」というのでやっとテーブルに座る。


つけたTVでは国会中継参議院議長の扇千景が映った。
このおばちゃん、この議長にそっくりだった。


15分でラーメンを食べる。
勘定をするとき「お二人は姉妹ですか?」と聞いた。
「似てるかしら?」と言うので「そっくりですよ、二人とも美人で」と
リップサービス。
「あら、うれしいわ」と初めて笑った。


この後、電車を乗り継いで上福岡まで行った。


夕方、地元の居酒屋「M」に寄る。
180センチもあるマスターが足を骨折して片足で厨房に立っていた。
食材を店に運ぶときに段差を踏み違えて骨折したそうだ。


カウンターの奥にはJR職員のWさん。
丁度団塊の世代
Wさんは、独り身で土日なく働いている。
「年をとると不安なのは、健康と貧困と孤独ですよ、それを全て解決するのは
労働です。」とつい最近覚えてたことを偉そうに言う私。


奥の座敷にSちゃん率いる女性軍6人が陣取っていた。
5人が和服姿。
踊りの帰り。


今日のツケだしはカボチャとイクラおろし、これだけで生ビール1杯はいける。
その後、鮪中落ちと牡蛎フライ(写真小)を食べる。
最後はオニギリ2個。


家に帰ったらムックがソファで寝ていた(写真)。