パチンコ

osyousan2006-08-16



自転車に乗り傘をさして図書館に行く。
おや、OPAがお盆休み、珍しい。


コミユニティセンターの下にある図書館が近くて便利だが、
なんせ出張所だから蔵書が少ない。
2冊返してまた2冊借りる。


暇なのでパチンコ屋を覗く。
ここ5,6年はパチンコはやっていない。
絶対、損をする、と思っているからだ。


だが、飲み屋で会う仲間はよくパチンコの話題。
それと土曜日のラジオ(アッコのいい加減に1,000回)で聞く和田アキ子の生トークはパチンコのことばかり。
ちょっと座ってみた。
一昔前はタマ貸出機で千円分のタマを箱に入れて
台の前に座ったものだが、今は台の横に千円札を入れる機械がある。


千円札を入れる。
500円単位でタマが出てくる。
同じ数字が2つ並ぶと「リーチ!」という声。
くるくると数字が動く。
これがスリル。


思わせぶりが続く、しかしとまったのは隣の番号で、数字は揃わず、「残念!」。


あっと言う間に3千円が消えた。


やっぱり、これは時間とお金が無駄。
これ以上はつぎ込まない。


虚しい気持ちで店を出る。


まだ20代の頃、手打ちのパチンコに通っていた。
あまり出ないのでカッカして通路を歩いていたら前から来る人と肩がぶつかった。
気持ちが高ぶっていたから謝らない。
すると「なんじゃ、コラ!」と怒鳴られた。
ここは、どんな人がいるかわからない。


昼食で高架下の24時間営業の飲食店に入る。
この店は武蔵野線駅前に数軒あるチェーン店。


奥のテーブル席には10名くらいの客がいたが
誰もいないカウンターに座る。
アメフトの審判が着るような紅白の縦じまユニフォームの女店員に
ミックスフライ定食と生ビールを注文。


待っている間、今借りてきたばかりの「ハリガネムシ」を読んでいた。
この本は2003年芥川賞作品。
すると奥で酔っ払いの大声が聞こえる。
まだ昼である。
24時間営業だからこの店にいつ入ったのかわからない。


「あの客一人でくだまいてるの?」アメフト審判員に聞いたら
「いや、女性2人と男の人1人で来てるんですが、困っちゃうんですよ」とこぼす。


私が座った後に次々と3人の客がカウンターに来た。
3人目は30代の女性。
目がねをかけて髪をアップにしたちょっと美形。
席に座るとノートを出して何事か書いていた。
まさにセールスレディ。


アメフト審判が注文をとりにくると「ミックスフライって何と何?」と聞く。
女店員が「忙しくて(確かめる時間がなくて)ちょっとわかりません」という返答。
セールスレディは「ああ、それでいいわ」と手を打つ。


ミックスフライは私が頼んだものだが、完食して影も形もない。
そこで食べる前に撮ったデジカメを「ミックスフライはこんなもんです」と見せた。
「あら、いつも撮ってるんですか?」「ええ」。これで会話は切れた。


奇妙なジジイと思ったろう。


家で高校野球を見る。
早稲田実業が勝ってこれで帝京と東京勢が2校残った。
いいぞ、いいぞ。
実は居酒屋でトトカルチョをやっているのだ。


雨が上がったのでムックをつれて緑道公園に行く。
だが途中でまたパラパラ降ってきた。
不安定な天気である。
東屋でムックと雨宿り。


強くなった雨が横殴りに入ってくる。
ムックはテクノカットのような頭になった(写真)。
ここでツクツクホーシの声を聞きながら30分くらいいた。
東屋の天井を見ると桟に本が3冊置いてあった。


なんの本だろう?
興味があったが見るのはやめた。


雨が小降りになったので脱出。
濡れ鼠になったムックをママが待ち構えていた。


6時を過ぎると夕焼け雲(写真小)。