外から中からじっとり

osyousan2006-08-08



台風の余波で断続的な雨が降っている。
ママは車で駅まで送ってくれるというが、
雨が弱くなったのを見計らって自転車で出かける。


帰りを考えると自転車のほうがいい。


いつもより1台早めの電車に乗る。
すると車内アナで「蕨駅で人身事故がありました、現在京浜東北線が上下線とも不通です。」と通知があった。


南浦和駅では電車が動くのを待つ人がホームに溢れている。


線路に沿って一駅歩くことにした(写真)。
金網越しにホームを見ると会社に電話して動くまで待つサラリーマンが沢山。


一昔前は、通勤途中に鉄道事故があると、
会社に電話する人が公衆電話の前に行列だった。
今は駅の珈琲スタンドでアイスコーヒーを飲みながら携帯電話。


シトシトと雨が降る中、歩く。
蒸し暑い。



30分以上歩いて浦和駅に到着。
汗がびっちょり。
つまり雨と汗で外から中からじっとり。
これで一日分のエネルギーを使った。


昼、また蕎麦。
今日は「梅玉」。
せいろを注文(写真小)。
2段重ねせいろが出てきた。中身は手打ち蕎麦。


手打ちと、機械で打った蕎麦との違いは蕎麦が短い。
まあ、旨い部類にはいる。
値段は720円。


いつも行く「高田屋」の盛りそば500円。
その差はなんだ?



「味のわからんヤツは食うな!」かな?



仕事帰りに散髪に寄る。
若い女性店員が「先に顔を当たらせていただきます」と言う。
まだ、髪をカットする技術がないのだ。
蒸しタオルもぬるい。
途中から男性が代わってカット。


さっぱりした後は居酒屋「M」に行く。
テーブルにはこの店の常連というかドンのMさんがいた。
カウンターの隅に座る。
カウンターの中央には顔なじみの夫婦がいた。


旦那はいつもこざっぱりした衣服を身につけている。
以前、奥さんのSちゃんが「男は年をとるとみすぼらしくなるので、
うちの主人は着るものには気をつかう」と話していた。


その通り。
男は定年になって毎日が私服だと年寄りになる。


まず、キムチ奴をつまみに生ビール。
その後はサンマを食べた。
脂が乗っていて旨かった。


「M」を出てから、暫く行ってない沖縄居酒屋「Me」に寄る。
マスターは相変わらず楽しい。
カレーを作ってもらう。
ここのカレーが美味である。


私の隣に座った大宮デン助のような顔をした男が
話しかけてきた。
デン助って知ってますか?
ヤカンのような頭にどんぐりマナコ。



年を聞いたら62歳。
デン助さんは自称ムラさんと言っていた。
今日も3人麻雀をやってきたという。
それじゃあ話が合う。
しばし3人麻雀、つまりサンマの説明を受ける。


あっと言う間にカウンターは7人。
マスターの人柄に釣られて入ってくる固定客。
私もその一人である。


よく見たらカウンターの一番端に50半ばの歌姫がいた。
彼女は、ほとんど毎日来ている。
私は月1回だがその度に彼女に会う。


しかし、今晩は歌う気がしないので早々と家路につく。
早くムックの顔が見たい。