越生のあじさい山、クスノキの巨木

osyousan2006-06-17





予想通りの曇り空。
9時ちょっと前に越生駅に着く。
駅舎内のベンチで3人の仲間に声を掛けられた。
半年ぶりの人もいる。
そして9時に池袋組の9人が到着した。


今日の参加は男性9人、女性4人の13人。
我々が今日向かうのは越生あじさい山。
駅に貼られた幕には「あじさいの見頃時期は7月中旬」とあった。
来てしまったので咲いてなくても、まあ、しょうがない。


バスは越生梅林を右に見て直進、そして麦原入り口で下車。
そしてあじさい街道なるものをテクテク歩く。
あじさい街道というくらいだから、道の両側にあじさいが植わっている。
しかし、花はない。
車の往来がある。
景色に見とれていると後ろから来る車に脅かされる。


麦原川の流れに目をやると岩からツンツンと細い花が出ている。
よく見ると雪の下だった。
これは珍しい。


農家の土間で老婆が枯れた蔓についているマメをとっていた。
そのわきに青い梅がある(写真)。
ここは越生越生と言えば梅。
丸い計り器もある。
「梅は計り売りしてるの?」と聞いた。
「売ってくれと言われれば売るよ」と笑う。
冷やかしだとわかっていた。


4,50分歩いてあじさい公園に到着。
公園と言っても標高380メートルもある小山。
だが入り口に看板がある。
それには「本日入園料は無料、見頃は7月中旬」と書いてあった。
ハイハイ、わかりました。
だから空いているのね。


汗をかきながら階段を上る。
上のほうにいくと白や青の花が、所々に咲いていた。
でもこれが満開だったら壮観だろうなあ。
その時は山も人で埋まるだろう。


頂上の展望台でちょっと早めの昼食。
リーダーのワインをいただく。
そして缶ビール2本にオニギリ2個を美味しくいただく。
今日のオニギリの中身は細かくしたみそ漬け。
ママの一夜漬けをメンバーに回す。
薄日が射してきたので汗が止まらない。


リュックを開きタオルを出す。
アチャー!大きなタオルだこと。
ママが入れてくれた。
でもこれだけ汗をかくと大きなタオルでよかったかも。


集合写真のシャッターを一人で来ている中年男性にお願いする。
タオルの鉢巻き、薄い髪の毛を後ろで束ねているこの男性とは
この後も数回会っている。


埼玉県一高いクスノキ(上谷の大楠)まで歩く。
だがこれが意外と遠い。小一時間も歩く。
およそ観光地と思えない場所に樹齢千年の巨木があった。
高さ30メートル、幹囲13メートル。
木の回りいる見物客は我々だけ。


緩い下りの山里を歩く。
馬小屋がある。
馬と一緒に大きなウサギがいた。


小鳥がが鳴き遠くの水田に菖蒲が咲いている。
私は山を登った後に山里をゆっくり歩くのが大好きだ。


梅林入り口のバス停でまたタオル鉢巻き男と会う。
彼はバス停そばにある石に座ってのんびりと遠くを見ていた。
これが一人旅の良さ。


ここで蕎麦食べたい組と風呂に入って一杯やりたい組に分かれた。
4人が梅乃里の蕎麦屋
8人が「ゆうパークおごせ」。
そして一人が電車で帰った。


当然、私はゆうパーク組。
乳白色の露天風呂は桧作り。
腕白坊主が4人いた。
顔を見ると兄弟のようだ。


その子供達の面倒を見ているのは爺と
呼ばれていた祖父。


ここは健康ランドで2階に舞台と休憩室がある。
しかし、ビールや食べ物があるのは1階のレストラン。
早めにあがりレストランで生ビールをいただく。
全員が揃うまで自前の塩マメをお摘みにした。


東武東上線に乗ると心地よい酔いですぐに眠る。
目が覚めたのは、乗り換え駅の朝霞台を3つも通り過ぎて成増だった。