大勝軒

osyousan2006-06-06



昼、さてどこで食べようかと玉蔵院裏通りを行く。
3人のサラリーマンが「あれ!あんなに並んでるよ、ほかにしょう」と
言う。その先を見たら市役所前のラーメン屋「大勝軒」(写真)。
大勝軒の発祥地は池袋でその暖簾分けのようだ。
入り口に7人が並んでいた。


私も、ここにしよう、と並ぶ。
70歳くらいの店のおばちゃんが(オーナーのお母さんかな?)外まで
出てきてメニューを渡す。
席につく前にオーダーをして、というわけ。


やっと私の前には誰もいなくなった。
するとおばちゃんが「ダンナさん、中に座って待って」と呼ぶ。
店の中にも丸椅子があった。
そこに座り周囲を眺める。


カウンターだけの店で17人掛け。
厨房には黒いTシャツのコックが3人。
お客係はおばちゃんと30代の女性。
客が食べているのはつけ麺が多い。


調理場に一番近くカウンターに誘導される。
中華麺を頼む。
私に続いて座った中年女性も中華麺をオーダー。
すると店のおばちゃんが「量が多いですよ、麺は2玉入ってます。
小さいのにしましょうか?」と聞く。
中年の女性は少な目にしてもらった。
私も少な目がいいかな?


出てきたが麺が本当に多い。
味は煮干し系。
やっぱり私も麺を残した。
やっと胃か良くなりかけている、無理食いはやめた。
残念ながらラーメンの味は、私好みじゃなかった。


千円を出すとおばちゃんが「はい!350両のお返し」と
大声で送り出してくれた。


夕方、地元駅に下りて床屋に行く。
手帳を見ると、先月は連休の真ん中に来ている。
散髪は、1ヶ月1回のペースを守っている。
この時間は店員も少なくてすぐにはやってくれない。
固い椅子で、順番を待つ。
今日はラーメン、床屋と待つ日かな?


子供が散髪をやっていて後ろで母親が「ここを短くして」
と注文をつけている。
母親が言うから子供は「いやーん!」とダダをこねる。


あんまり待つようなら先に居酒屋に行こうかなと思った瞬間呼ばれた。
担当は1ヶ月まえやってくれたふくよかな女性だった。


閉じてウトウト。
子供を相手にしている店員が「ボクは何になりたいの?」と聞く声。
小学1年くらいの子は「ビフォー・アフター」と答える。
と言うことは将来の夢は大工さんだ。
小さい頃のちょっとしたきっかけが将来を決める。


散髪は30分で終わる。


さっぱりして居酒屋「M」に顔を出す。
店の前の自転車籠に洗面器とタオルがあった。
来ているのは一人貿易商のNちゃんだろう。

ガラッと戸を開けるとテーブルに風呂上がり顔をしたNちゃんがいた。


カウンターの遊び人公務員Oちゃんの隣りに座る。
棚のTVを見ながらその場面を話題にしながら飲む。
TVでは瀬戸内海で大量発生したエイをやっていた。
特産物のアサリを食いあさって大変な被害を与えているようだ。


そしてそのエイの映像。
水面を3メートルも跳ねる。
するとT社長(ズラ疑惑)が「跳ねるとき、えいっ!とかけ声をかけるだろうな」と洒落。
この会話が面白い。


T社長とマスター(水曜日が休み)らは明日ゴルフに行く。
すると周囲から「明日は雨だよ」と楽しそうに声を掛ける。
外はポツポツ来ている。


TVで野球を見ていると、ワンコと二人暮らしのSちゃんが
赤いシャツを着てやってくる。
Sちゃんからペットホテルの情報を聞く。
娘がタイに駐在するので、ムックを置いて行くこともあるだろう。


アジの小刺身のツケだしの後、美味しいトロイカの刺身盛り合わせ。
そして納豆、オクラ、イカ、とろろをグジャグジャに混ぜた
「バクダン」を食べる。
名前の由来はスタミナばっちりで爆発するから..。
当然、仕上げはオニギリ。


外に出ると雨はあがっていた。


写真は我が家のブロック塀に咲くサファニア。