スナックのランチ

osyousan2006-04-25



今日はお休み。
朝から雨が降っている。
ムックと留守番の日。
ママはバレー仲間と新宿コマ劇場まで観劇。


2階でムックを膝に置いてお仕事。
休みとは言え新しい仕事を覚えなくてはならない。
するとピンポン!と誰か来た。
当然、ムックはワンワン!と吠える。


ムックを抱いてドアを開けると宅急便だった。
こんなチビ犬でも吠えられると恐いだろう。
ムックをしっかり抱いてシャチハタ印を渡す。


宅配物はよみうりガーデニングからだ。
2ヶ月くらい前にママの作品が「さわやかで賞」に
合格した。
そしてガーデニング誌に載ったのだ。
それにはムックもついでに出ている。


送られ来たのはその表彰状とマイガーデンという肥料。


昼、近所のスナック「A」に行く。
ランチ500円という看板が出ているのを知っていた。
ドアを開けるとカウンターの中に顎に髭をたくわえた
細身のマスター。年の頃は61,2歳(じゃあ私と同じくらい)。
ネクタイを摘んで「カウンターでもソファでもどうぞ」と笑う。


カウンターに中年の女性。
ソファに髪を短くしたこれも中年の男性。
見た感じは不動産屋。
もう食事は済んでいてカウンターの女性と話をしている。


私は奥のソファに座り「生姜焼きランチと生ビール」を注文。
するとトイレからもう一人の男性が出てきた。
手には歯ブラシを持っている。
食後の歯磨きをしていたのだ。
昔なら、大の男が食後に歯磨きなんて考えられない。


中年男性2人が店を出ていくとガス検針係のおばちゃんが入ってきた。
制服ですぐわかった。
検針おばちゃんは親子丼を注文する。
続いて入ってきたのは胸に宅配便の札をつけたこれもおばちゃん。
宅配便おばちゃんはすき焼き定食を頼んだ。


検針おばちゃんがトイレに入り出てきた。
だがドアが開いてしまった。
すると宅配おばちゃんが歩いて行ってドアを閉める。


検針おばちゃんが「すみません」と謝る。
宅配おばちゃん「いいえ。雨、嫌ですね、電気ですか?」
「いや、私はガスです」という会話。
でも続かず。


私には生姜焼きと小生ビールが出てきた(写真小)。
このランチ500円はバカ安である。
コップ一杯の生ビールが400円、これは安くない。


両おばちゃんの注文が出てくるのが遅い。
20分過ぎてやっと出てきた。
髭マスターの料理が丁寧なのか?
昼休みの忙しい時に20分もかかったのでは..。



昼食を終えて家に帰ると強い雨が降ってきた。
雷も鳴る。
TVで昼ドラを見る。
竹脇無我が出ていた。
鬱病を克服したらしい。
でもやっぱり演技に覇気がない。


雨があがり太陽が顔を出したのでムックを
カンガルーだっこに入れて緑道公園に行く。
用水に大量の水が流れ込んでいる。
田植えの時期に合わせて水位があがる。
これからここの景観がよくなる。
用水には、小さなバンの親子が泳いでいた。


杖をついた老婆が歩いてくる。
私がムックと木のベンチに座っていたら、
「可愛いねえ」と手袋をはめた手を出した。
「このベンチが丁度いいですよ」と言いながら
ポケットからビニールを取りだしてベンチに敷く。
老婆は、天気が良くなったので外に出たくなったらしい。


滑り台の上にムックを乗せて写真を撮った。
目がどこにあるのかわからん。


夕方、またムックを連れて外に出る。
今度は自転車の籠に入れて豆腐屋まで。
豆腐屋の前に来ると軽自動車が横付けする。
中から出てきたのは50半ばの奥様。
「木綿豆腐ちょうだい」と130円を出す。
私は「絹ごしね」と言う。


軽自動車奥様が「あら、可愛いわね、なんて種類?」と
ムックを見る。
豆腐屋のおばちゃんがすかさず「まだ赤ちゃん?」と聞く。
「雑種です、シーズとヨークシャの。もう2歳になりますよ」
と二人に答えた。


籠に豆腐を入れたので、帰りはムックを私のベストの中に入れる。