「Ａ家」のカレー南蛮うどん

今日は休み。
休みは毎週土日以外に１回はある。
これって結構楽である。
一週間がとても短く感じる。

ママはバレーに出かけた。
バレーと言ってもＤａｎｃｅじゃない。
ムックとゆったりとＰＣ叩いていた。
すると凄い雨。
風もビュービュー。

昼になると嘘のように晴れて太陽が顔を出す。
久しぶりに近所の蕎麦屋「Ａ家」に行く。
１時を過ぎていたので客は老人一人だった。
ここに来ると食べるのはカレー南蛮うどん。
プラス瓶ビール（写真小）。

私には「Ａ家」の味が一番合っている。
盛り蕎麦のツユもそうだ。
旨い蕎麦でもツユが辛口じゃあ、不合格。
と言うことは「Ａ家」のツユは甘口？
子供達がいた頃は、よくこの店でとったものだ。

その時はビーグル犬ゲンを飼っていた。
蕎麦屋のオジサンが来るとゲンがすぐ分かる。
判断材料は、バイクの音である。
オジサンはゲンに、必ず肉片を持ってきてくれた。
ダシに使った残りだろう。
ゲンは大きな口でペロリと食べた。

手伝いのおばちゃんがビールと筍の煮付けを
持ってきた。
おばちゃんは「この筍は店の主人の実家、千葉から送ってきた
堀りたてですよ。」と付け加えた。
ビールの摘みに丁度いい。

一人で食べている８０歳くらいのお爺ちゃんに
「ワンコがいなくなって寂しいねえ、でもきっと犬好きな人のところで
可愛がってもらってるよ」と話している。
「小さな犬ですか？種類はなんですか？」と私も話しに加わる。
１ヶ月前、この一人暮らしのお爺ちゃんが飼っていたマルチーズが
居なくなった。

いつも散歩の代わりに犬を放しているらしい。
そして時間が来ると戸を開ける。
ちゃんと戻ってきた。
戸を開ける時間をちょっと遅れたらもう戻って来なかった。
と言うことだ。

飼って５年もたつので、我が家が分からなくなったのではなく
誰かに連れていかれたのでは？
可愛い犬を外に放すというのも、なんだかなあ。

おばちゃん情報では、武蔵野線が強風で止まっているようだ。
休みでよかった。
武蔵野線は、本当に雨風に弱い。

カレー南蛮を食べ終わるとインスタントコーヒーを
出してくれた。
でも私はコーヒーダメ党である。
残しては申し訳ないのでブラックで
一気飲み。

ビールと一緒に出てきたサービスのゆで卵を貰ってくるのを忘れた。

ムックを雨上がりのグラウンドに連れていく。
平日の２時だから誰もいない。
ムックはびゅんびゅんと走り回る。

街路樹のハナミズキが、もう咲き出した。
桜とバトンタッチかな。