笑顔の老兵

osyousan2006-03-14



今夜はちょっと酔っている。
余り酔っているときは日記は翌日書くことにしている。
だが、今夜は書いちゃう。


ママは朝9時に近所のおばちゃんを病院に連れていった。
先日、犬に噛まれた気の毒なおばちゃん。
私はムックと残る。
そして10時半には私が家を出る。
ムックの恨めしそうな顔を見るのが辛い。


神社のところまで来てカバンを忘れたのを
気が付いた。そこで家に戻る。
鉄扉のカチャンという音がすると
ムックは分かる。
ドアを開けるとすぐに出てくると思ったら、
来ない。
ムックはオヤツを食べていた。


つまり一人で留守番をしているときは余裕がないので
オヤツを食べない。
帰ってきたと分かるとオヤツを食べはじめるのだ。


だがすぐにまた出勤で外に出た。


昼は蕎麦。今日は遅番なので元気印の女将の
ところに行く。
1時を過ぎると客もまばら。
そこで先日秋津の飲み屋で隣りに座った
建築会社のオヤジの話を女将にした。

このオヤジは酔っぱらって転んだ挙げ句
右手を怪我した。
その辺の話は3月11日のブログを見て..。
話の中で○○市役所に行くとすぐそばにある
蕎麦屋で食べると言った。
その蕎麦屋が元気女将の店だ。


うるさい女将だが蕎麦に限って言えば美味い。


郵便局に行って記念切手を見たら50円は
発行していなかった。
ママの絵手紙には気の利いた記念切手がいい。


7時過ぎに職場を出る。
駅裏にある居酒屋村に寄る。
ここには4つの大衆酒場がある。
その中の「S」に入る。
ここが好きなのは鍋料理を、一人用でも出してくれるからだ。


今夜は生大ジョッキに、鮪トロ刺身と牡蛎フライ。
隣りにいた陰険な青年が帰り、私と同じくらいの
オヤジが座った。
こ店の大女将とも顔なじみ。
とても人の良さそうな顔をしていた。
年は59歳。


大女将が「今日は夜勤じゃないの?」と話している。
たまらずに「失礼ですが、どんな仕事ですか?」と聞いてみた。
すると「夜の仕事だが泥棒じゃないよ」と言う。
暫く置いて「コンビニの弁当作りだよ」と
言葉が返ってきた。


10年くらい前はこの店のカウンターの中に
いたらしい。と言うことはここの板さん?
だから大女将と親しい。


元板さんの身の上話を聞いた。
27歳で離婚、
その後は夜の世界に入り込んでバーテンダー
調理をやった。
そして今は女性ばかりの中でコンビニの弁当作り。


夜勤でも殆どがおばちゃんだと聞いてびっくりした。

朝、アパートに帰るとお風呂に入り
朝食。元調理師だから料理は朝飯前。

アパートに、ちょくちょく来る女性がいるが、籍を入れることは
考えていないそうだ。
男前じゃなくても料理が上手ければ女性にモテると豪語した。
老婆心ながら、籍を入れたほうがいい、年を取ると連れ合いが必要だよ、
と説得した。


最後にニラ玉子スープを頂き、店を出る。


写真は中トロ。
私が注文した後に座敷にいたカップルが
「こっちも中トロ」と声をかけた。
すると板さんが「後のは赤身になっちゃうな」と
断った。
その中トロがフラッシュに光っている。
旨かったぞ。


写真小はムックと濡れ縁に出したクリスマスローズ(分かるかな?)
本によるとこの花は毒性があるらしい。