最後の土曜出勤

osyousan2006-03-04



朝、ムックと散歩。
ウンチを取っていたら「おはよう!」という
明るい声。若いお嬢さんだった。
よく見たら娘の親友のTさん。
ムックがTさんの足元にまとわりついている。


散歩から戻ると隣の家に紅梅が咲いていた。
もう3月だから梅も咲くだろう。


今日は土曜日だが出勤日。
この職場、最後の土曜出勤(今月で契約切れ)。
だいたい毎月1回ある。


グランドを通ると野球少年が練習をしていた。
コーチのお父さんが「声が小さい!」と檄を
とばしていた。


昼は大衆食堂で鯖味噌煮定食を食べる。
鯖味噌は日替わり魚定食。
味は甘めで私好みだった。


土曜日だが何時も通り込んでいた。
私の隣りに座った女性、40歳くらい。
学校の先生のようなメガネをかけて髪を後ろで束ねている。
先生は日替わり肉定食を注文。
そして出てくる間、文庫本を広げる。


肉定食は焼きうどんにスープ、そして半ライス。
どちらかというと若者男性の好む献立。


帰りに床屋に行く。
いつも行く「E・T」が満員でガキどもが本などを
読んで待っていた。
ここはダメだ。
そこで「チャレンジ」に行く。
「E・T」からそんなに離れていないが
ここは誰もいなかった。
道路に面していないし駐車場がないからだ。


丁寧な女性が担当した。
例によってウトウト夢心地になった。
カットが終わると「こんなもんで如何でしょうか?」と
起こされる。
手鏡で後ろの様子を見せてくれる。
「ハイハイ結構です」と見ないで答える爺。


頭すっきりで「居酒屋M」に寄る。
明日がここのバス旅行。
カウンターはいっぱいでテーブル席に座る。
途中で客が帰ったのでカウンターに座れた。
一人で来る飲み屋はカウンターに限る。


マスターが「明日の準備で、カバンに仕舞いっぱなしのデジカメを
取り出し、スイッチを入れてもレンズが出てこない」と
言っていた。使わないと錆びる。これは全てに共通することだ。


サワラの刺身とカボチャ煮がお通し。
その後は牡蛎フライを注文。
そして「バクダン」で締める。
以前も説明したと思うが、バクダンとは納豆、山芋、おくら、イカ
まぜこぜにしたもの。


テレビではWBCで日本対台湾をやっていた。
飲み屋には野球評論家が沢山いる。
横浜の多村がホームランでリード。
その後、松坂がランナー3塁でバッターに投げたボールが
手をすべりポトリとグランドに落ちた。
これがボーク。
そしてやらなくてもいい1点を与えた。
後で珍プレーに出るのは確実。


まあ、勝負は勝つだろう。


よくやっている野球の珍プレーは
みのもんたがお遊びでやったのが始まり。
みのもんたのナレーターは全てアドリブだそうだ。


巨漢のSちゃんが店を出るとき、
「さあ、これから一回りだ」と言う。
「これから、まちゃたろうの散歩かい?」という声が飛ぶ。
まちゃたろうとは愛犬の名前。
今日は休みだから、ワンコの散歩は終わっている。
一回りとは馴染みの飲み屋のこと、らしい。
Sちゃんは独身貴族である。


隣のスキンヘッドIちゃんも独身貴族だ。
どっちかと言うと毒身貴族のほうだが..。
Iちゃんは、日本酒を飲んで、いいご機嫌で店を出た。
お二人とも明日のバスの中で会う。


その後、バス旅行に参加するメンバーが次々と顔を出す。
今回のバス旅行を仕切っているMさんが顔を出す。
「明日は朝食もあるし、温泉に入るタオルも用意してあるから
体一つで参加して」と言う。
そして私に「カメラよろしく」と付け加えた。
そうです、私がカメラ班。