雨の中の老犬

osyousan2006-02-20



天気予報は雨。
なのに日が射している。
こりゃ予報が外れたなと思いながら
自転車で出勤する。


だが昼前から雨がポツポツ。
昼は傘を差してカレー屋に行く。
カウンターの隅にいつも2人で
騒いでいるブラジル人が、どうしたわけか
一人で座っていた。


ブラジル人2世はパン工場で徹夜の作業をして
このカレー屋で昼飯と酒を飲むのが習慣になっている。
今日は一人で日本酒を飲んで「笑っていいとも」を
おとなしく見ている。


私はいつもの通りビーフカレー
サラダとコーンスープつき。
いつもと同じに旨い。(写真小)


外に出ると雨の中をテリヤを散歩させている
老婦人がいた。
背中ボタンの洋服を着たテリヤ君にタオルで
頬かむりをさせている。
余りに可愛いので前に回って写真をパチリ。
「可愛いですね、幾つになりますか?」と声をかけた。

ここで老婦人が「あら、可愛いなんて恥ずかしいわ。
私は70歳になります」と答えたら面白い。


実際は「片方の耳がないので雨が入らないように隠しているのよ。
この子は14歳」と答えてくれた。
テリヤ君、頭を振ってタオルをとってしまった。
そして私のほうに近づいてきて頭をぶつけた。
どうも耳も目も弱っているようだ。
いくら年をとっても可愛い。
惜しみない愛情を注いでいるのだろう。
それが飼い主の癒しになる。


5時になっても雨は止まない。
100円ショップで買ったカッパを履いて
自転車で帰る。
このカッパは上の方が破けている。
今回でお役ご免である。


家に帰るとムックも丁度散歩から戻ったところ。
洋服を着ていたから体は濡れていないが、
頭とお腹はびっしょり。
ママが今年の誕生日にはムック用のカッパを
買って上げると言ってます。