確定申告提出、浅草ぶらり

osyousan2006-02-17




休みを貰って確定申告を出す。
国税局のホームページで数字を打ち込むだけで
自動的に計算。

完成したものを出すだけだから
わざわざ休むまでもない。
休んだのは有給休暇消化のため。


税務署前には市民を誘導する
警備員が5,6人出ていた。
完成した申告書を出すコースと
相談しながら作成するコースがある。
一応中身を確認して受付判を押してくれた。


さて浅草に出てみよう。
東武電車に乗る。
ドアにところにベビーカーが
あり2歳くらいの女の子と
母親がいた。
どうも身体障害者のようだ。
若いお母さんは我が子に頬ずりをしている。
神様は不公平である。
お役にたつことがあったらお手伝いしたい。


ベビーカーは北千住で下りた。


仲見世の裏を歩く。
昔、古びた「暮れ六」という料理やがあったが
名前を「吉幸」と変えて新しい料理屋になっていた。
その入り口に吉幾三から送られた植木が飾ってあった。


境内に折り紙の茶屋が出来ていた。
「YOーKOSO!JAPAN」とある。
そして「折り紙は日本の伝統文化の一つ、
折り紙の鶴は平和・長寿のシンボルです」と書いてある。
外人相手の日本文化PRのようだ。
私も千羽鶴作戦に参加して以来、すっかり折り鶴の
魅力に取り憑かれて暇なときに鶴を折っている。
おかしな爺です。


レストラン「ヨシカミ」は相変わらず込んでいる。
外に並ぶ席があり「15分ほどで入れます」と札が
下がっていた。
浅草公会堂沿いにある人気回転寿司「まぐろ人」も
平日というのに満席。
外に大型ヒーターが設置してあった。


人力車「時代屋」が通る。
ある喫茶店の前で止まって老婦人2人に
説明していた。(写真)
そばに行くと「どっちの料理ショーで紹介された
ホットサンド 
食べてみませんか」とある。


私が入ったのは小さな寿司屋「U」。
ここには20数年前から来ている。
カウンター席9人、テーブル席8人の店。
安くて旨い。
昔は並寿司480円くらいだったが
今は650円となった。


カウンターには70歳くらいの爺さん3人がいる。
どういう仲間か?
3人とも爺さん帽子を被っている。
結構パクパク食べて飲んでいた。
そして立ち上がり「勘定は?」と聞くと
愛想ゼロの板さんが女将に「×○・・・」という
寿司屋の暗号言葉を告げた。
すると女将は「まいど、8,100円頂きます」と
答えた。


後から派手な綿入れを着た40過ぎの
母親と2歳くらいの女の子が入ってきた。
お馴染みさんらしく無愛想刈り上げ板さんも
笑った。
「ジジ、まだ?」と女の子。


そのジジが車をとめるのに手間取ったのか
遅れて登場。
60に近いまさに爺だった。
すると女将が「ジジじゃ可哀相よ、お父さんなのに..」と言ったのでびっくり。
母親が「公園デビューにパパが連れていったら、お孫さんですか、と言われてそれっきり行かないの」とこぼす。
そりゃ当然です。


私が食べたもの。
イカ、鮪、しらうお、えんがわ、タコ、
つぶ貝、鰺、そして梅しそ巻。
鰺が美味だった(写真)。
飲んだのは瓶ビールと日本酒冷や。


夜、久しぶりに「鬼平」を見た。
鬼平犯科帳池波正太郎の傑作である。
というより池波作品はどれもしっかりした時代考証のもと
読む者見る者を江戸時代に引き込んでしまう。


ぷらっと芋料理の酒屋に足を運んで飲む平蔵。
芋料理が旨いと言って女房に食べさせるためオミヤにしてもらう。
そこに夜鷹が入ってくる。
酒屋の主人が追い返そうとしたら「同じ人間だ」と
一緒に飲ませた。
「俺はもうあっちの方はダメだから..」と
大金を夜鷹に与えて店を出る。


この場面がいいなあ。
私も真似したいよ。
鬼平中村吉右衛門しか出来ない。


今日は馬鹿に長くなった。
明日、早朝からママと千葉方面へ法事。


いつも留守番ばかりで
「もうお手上げだ」と舌を出しているムック(写真)。