ラブレター

osyousan2006-01-30



今週からは正常勤務。
だからムックの散歩も薄暗い6時半にスタート。
散歩を終えて道ですれ違ったのはお隣の写真家。
陸橋の上にのぼり富士山の写真を撮っているとか。
この老写真家の富士山はポスターになっている。


以前、12月に脳梗塞で倒れて入院している職場の人に
千羽鶴を折ったという話は書いた。
今度は寄せ書きも贈る。
その上にお見舞いに行けない仲間の写真を貼ることに。
その写真係を私が受け持った。
デジカメのオートに任せ放しの写真だが..。


昼はスナックのランチを食べる。
今日は豚肉の生姜焼きランチ。(写真)
ナイフとフォークで食べる。
箸のほうが自由に食べられるが、ナイフ・フォークだと
さも洋食を食べているという感じがある。


ここは週刊ポストが置いてある。
だが先客に取られた。
しょうがない、先週号を読む。
先客は40代の女性でタバコをふかしながら
読んでいる。
いつもは2人だが今日は1人だ。


職場の人に封筒を渡された。
中を見ると官製ハガキと新聞の切り抜き。
そしてメモ。
住友信託銀行で「60歳のラブレター」を募集しているから
出してみないか?という内容。
つまり夫から妻に対する恋文である。
その恋文を縦15センチ横10センチのハガキに
書きなさいというのだ。
締め切りは1月31日!


こういうのは好きである。
家に帰り、すぐに作成した。
ハガキ裏に住所・氏名、年齢、配偶者の氏名などを記入しても
結構字数は書けるものである。
1時間もかからず書き終えた。
出来不出来は別だが..。
定年で暇な60代は投稿するだろう。


そうそう、浅田次郎の小説で「ラブレター」というのがある。
直木賞を受賞した「鉄道員(ポッポヤ)」と同じ短編集。
これがいい。紙面の都合であらすじは書きません。
長編「蒼穹の昴」を東京から離れた海辺で缶詰になって
書いているときにふと窓の外に目をやると、
スナックで働く東南アジア女性の住まい(寮)が見えた。
可愛いフィリッピーナが浅田に手を振ったそうだ。
そこから想像力を逞しくして書いたのが「ラブレター」。



夕食を食べ一杯飲んだ後に、ムックを抱いてハガキを
出しに行く。
ポストはコンビニの横にある。
そこで近所の猫おばさんと会う。
猫おばさんは怪我をした猫やノラを引き取って
6匹くらい飼っている優しい人である。


ムックを見て「おやムックちゃん、久しぶりだね」と
撫でてくれた。
おばさんのさげていたビニール袋には瓶ビールが4本。
最近、瓶ビールは家庭では飲まない。
でも一番美味しいのは間違いなく瓶ビール。
旦那に「おーい、瓶ビール買ってこいよ!」と言われたのかな。