浅草でステーキ

osyousan2006-01-15



7時に目を覚ますと明るい太陽が差し込んでいる。
そして気温も高い。
まるで早春を感じさせる。
ムックを連れて陸橋に上る。
風が強いので富士山を見ようとした。
やっぱり寒そうな富士山がうっすらと見えた。


水槽の水を取り替える。
まずオスカーくんの水槽。
オスカーは水を吸い取る管を入れると突進してくる。
その時は縞模様が真っ黒に変化する。
興奮している証拠。


次はプラティの稚魚がいる水槽。
この水槽にはプラティ、コリドラスネオンテトラ
などおとなしい種類ばかり。
一番のボスはどじょうである。
ウイロモスが増えすぎて泳ぐスペースが
狭くなったので間引き。
でもウイロモスは稚魚にとっては最適な隠れ場所。


ムックとホームセンターまで行き
熱帯水草カボンバを買う。



夕方、夫婦で浅草まで出る。
昨日が結婚記念日でそのお祝いの食事をやることになっている。
ステーキハウス「M」に入ると鉄板を囲んだ3つのテーブルには
10人ほどの客がいた。
2階には団体が入れるようだ。
従業員はみな年寄りである。
歴史を感じさせる。


老舗と言われるところに年寄りの仲居さんがいる。
あれと同じ。


注文を取りに来たウエイトレスは60半ば。
しわがれ声で「料理と飲み物を」とメニューを手渡された。
ぐるなびのクーポン券を出して「昨日が誕生日です」と
言うと赤ワイン一本がサービスで出てきた。


コースは但馬牛のステーキと魚貝(車海老とホタテ)。
サラダ、牡蛎のオーブン焼き、それに舞茸の土瓶蒸し。
早速、デジカメを撮ると隣の若いカップルが笑っていた。
田舎者爺さんと思ったのだろう。(写真)


そばで汗をかきながら鉄板調理をやってくれているコックは
40歳くらい。
毎日、牛肉と奮闘しているので自分の食事は
白いご飯と味噌汁がいいとつぶやく。
ママが「じゃあ、ご自分の家では料理はしないで奥さんまかせ?」と聞くと
「独身ですから」と苦笑い。


隣のテーブルで調理の腕を振るっていたチャップリン髭のコックが
手が空いて食器を片づけに来た。
「休みはいつですか?」と聞いてみた。
すると「年中無休、嫌になっちゃうよ」と本音をぽつり。
チャップリンは従業員だった。


ガーリックライスを食べた後、トイレに立ち(何しろ生ビールを4杯飲んだ)
レジで勘定を済ませて席に戻る。
その後に紅茶ゼリーとウインナーコーヒーが出た。
えっ、まだ出るの?
かなり満腹。


結婚35周年は年寄りらしくないステーキで祝った。
「ステーキで 素敵な夜を 演出し」


浅草から始発に座ってムックの待つ家に直行する。