居酒屋で女社長と

osyousan2006-01-13



朝から曇天。
雲の布団をかぶっているので暖かいはずだが
めちゃ寒い。
昨日より4度も低いらしい。


昼食前に信用金庫に行く。
自分の頭で今日の昼のスケジュールを考える。
始めにちょっと離れた場所にある信用金庫に行って用を足す。
その後は中華店。そしてスーパーでお茶を買う。


信用金庫の自動支払機の前に並んだ。
すでに2つの機械の前に客がいる。
両機械とも操作しているのは男性だが遅い。
左のオヤジは「あれ?」を繰り返している。
我慢できずに「どうしたんですか?」と声を掛けた。
「いや、画面が出ないんだよ」と同じ操作を3回もやっている。


8分後にやっと順番が来た。
私の操作は40秒くらい。


中華店に入る。
外が寒いので暖かい中華を食べたいという客が多いのだろう、込んでいる。
一つだけ空いていたレジの隣のカウンター席に座る。
マーボー丼を注文。
タンメンが3つカウンターの取り出し口に出てきたが、
バタバタしていて1つ余った。
私がマーボーを頼む前だったらそれでいいよ、と言いたかった。
慣れた店のおばちゃんは「すみませんネエ、どうもです」を連発。
私にはすぐにマーボー丼が出てきた。(写真小)
重ねてある小皿があるのは料理取り出し口だから。
私より早く来ている隣の人にはまだ注文が来ていない。
「俺でいいの?」と気になるものだ。


中華店を出てスーパーに入る。
ここでカテキン入りのお茶ボトルを買う。
たった1本のお茶ボトルを右手人差し指と親指で摘み
レジまで歩く。
目に前にいるのは70歳くらいのお爺さん。
ザラメ煎餅、菓子パンなど甘めの食品を買っている。
糖尿は大丈夫?と心配してしまう。


5時過ぎ、また今川焼きを買って居酒屋「Tちゃん」に行く。
カウンター一番奥が空いていてSママが誘導してくれた。
冬の寒い日はここが特等席。
ストーブがそばにある。


私の隣りに初めて合う女社長。
49歳。
その隣りに生命保険営業をしていた70歳近いオネエさん。
女社長が5年前に味わった非行に走る息子の話。
真剣に聞いてやった。


その時母親が亡くなったそうだ。
ショックで比叡山で禅の修行をした。
真夏だが高い場所なのでとても寒かった。
たった一つ学んだのが人は2度死ぬ、ということ。
一度目が物質的な死。
二度目が人の記憶から消える死。

死んだ後も身近にいると意識していれば
心の中に生きている。
なるほどと頷く私。
ここが凄い。


その話が終わると去年12月に亡くなった父親のこと。
隣りに座ったのが縁だから、一応聞く。


周囲でカラオケが始まった。
酔ったので私も歌う。
「もしもピアノが弾けたなら」
「街の灯り」


写真は居酒屋「Tちゃん」に飾られている我が家のママの作品。


Sママからお年賀のタオルとマスターのお母さんの
漬け物を貰って帰る。
今日が60歳最後の日である。
明日から61歳。
ちょっと違うかな。


でも59歳から60歳のほうが大きな変化。


あっと言う間に65歳まで行くだろう。