沖縄居酒屋、今川焼き

osyousan2006-01-10



昨晩の予想は雪。
薄暗い朝、外を見ると雪はなし。
だが、ムックの散歩で外にでると車に薄っら雪が積もっていた。
屋根や柔らかい地面にも雪の名残。
何かいい気分になった。
豪雪地帯の方、すみません。


昼、カレー屋に入る。
入り口のテーブルに例のブラジル人2人が飲んでいた。
今日はジンロと日本酒。
徹夜でお仕事をしているパン職人である。
仕事始めの日、ここにきたら店はやっていないで
奥さんが出かけるところ。
駅ビルに新しくできたスパゲティ屋に行ったらしい。
カウンター内の奥さんに「スパゲティの味、どうでした?」と聞いた。
「私には柔らかすぎて...」とのお答え。
「そうそう、スパゲティは茹でたてでツルツルしてなくちゃね」と私。


郵便局まで行く。
小さな交差点の信号に待ち時間のランプがあった。
昔、普通の信号にも同じようなのがあったがその後姿を消した。
もうすぐ赤になるからと無理にスピードを出す車があったのか?


郵便局は昼時間に用事を済まそうとする人で込んでいた。
私は年金受給者協会の旅行費払い込み。
ホール片隅に設けられた簡易応接で大きな声が聞こえる。
どうやらクレームらしい。
クレーマー老人の話を聞いて判断するに個人情報が安易に取り扱われたこと、
らしい。
話は経済問題や政治のことに及ぶ。
局長らしい男性が立ち上がって話を終わらそうとするが暇な老人はまだ
話し足りない。
背中を押されるように出てきた老人を見たら手に菓子折を持っていた。
局長さん、お疲れさん。


今川焼きを買って居酒屋「Tちゃん」に寄る。
だが店は閉まっていた。
ここの定休日は月曜日。
月曜日が成人の日だったので営業して翌日の今日を休みにした。
それじゃあと、ほっかほかの今川焼きを持って沖縄調居酒屋「Me」に行く。


カウンターに手編みの帽子を被ったおばちゃん一人。
マスターを相手に歌を歌っていた。
このおばちゃん歌が趣味で分厚い手帳にびっしり曲名とカラオケ番号を
書き込んである。
アルコールはダメで飲んでいるのはココア。


「正月はいつからやってるの?」と聞くと
「昨年から毎日営業してます」との答えにびっくり。
「うちのお客は独身者が多いので年末年始は行くところがないでしょう。
だから店を開いていました」とすごい商魂。
今月後半に休みをとって好きな映画でも見に行くそうだ。


このマスターはユーモアがあり店のメニューもユニークである。
まず壁に掛けられたお勧めを見てもらいたい(写真大)。
「開き直り」とはほっけの開き。
「双子の盛り合わせ」茹でたソーセージと野菜。
奥で見にくいが「鳥桃・豚今”串焼き」。
これ分かる?
鳥股はすぐ分かる。その後は豚バラ串焼き。
よく見ると今じゃなくてハラである。


座敷に40歳くらいのカップルが座る。
カウンターが空いているのに座敷に座る客は
2人で話がしたいのだ。


手編み帽子のおばちゃんが5,6曲立て続けに歌った後、
いい気分になった私が「北の旅人」を歌う。
マスターが「ゆったりしていいねえ」と誉めてくれた。
ゆったりしているんじゃない、酔っただけ。


派手なセーターを着た大柄な男が入ってきた。
その後から女性。
この男性、顔が異常に長い。
ルパン三世みたいだ。
よくヤクザに間違えられるそうだ。
建築関係の仕事をやっているらしい。
男性が40歳くらいで、女性は50半ば。
女性はコートを脱いでノースリーブにショールをまとって座った。
どういう関係?

食べたのはおでんのお通し、開き直り、双子盛り合わせ
そして鮪納豆と今川焼き(写真小)。

2時間ほど飲んで外に出る。
自転車のサドルが夜露で冷たくなっていた。