カレンダーと手帳

osyousan2005-12-20



夜中にムックが私の横顔を手で叩く。
入れてくれ、と言うのだ。
布団を開けると飛び込んできて
私の腕を枕にして寝る。
体が冷えている。
だがすぐに熱くなる。
そうするとまた外に出て自分のハウスで
寝るのだ。
その間は5分から10分。
それを1晩に3回は繰り返す。


昼、カレー屋に入る。
入り口のテーブルに日系ブラジル人2人がいた。
この2人はパン工場で夜通し働いている。
今はビールを飲んでいるがそのうち焼酎ジンロに
変わるのだ。
彼らの登場はこの日記にも3回目。
「今日はおとなしいね」とカウンターのママに言う。
すると「今、来たばかりだから」と答える。
そのうち酔ってきて大きな声になる。


私の注文は何時も通りのビーフカレーである(写真小)。
サラダ、コーンスープでバランスがいい、と思う。
しかし、カレーって結構カロリーが高いようだ。


銀行の横を通るとカレンダーを持った人が出てきた。
私も銀行の中に入る。
そしてロビーに出してあったカレンダーを2本頂く。
1本を小さく丸めてもう1本の中に入れると
持ち運びにいい。
1本は職場の人にあげるつもり。

現役時代は会社に沢山のカレンダーが集まった。
だから選り取りみどりだった。
「そんなにカレンダーを持って帰って、
部屋が沢山あるの?」
と嫌味を言われたこともある。


そうそう自社のカレンダーも配って歩いた。
若いときは上司と一緒にカレンダーを持って暮れの挨拶。
雑居ビルに案内したときはエレベーターの階数を
間違って下り、別の会社をノックしたこともあった。
「普段、ちゃんと訪問してるのか!」と恐い上司に
怒られた。


カレンダーを持って今度は手帳を買う。
手帳と言えば高橋である。
本屋、文房具屋の手帳は殆ど高橋書店製である。
豪華なやつなど色々あるが、私には開いた両面で1ヶ月、
週単位で書き込み出来るやつがいい。
このフォームの手帳を30年つけてきた。
あそこに行ったのは何時?あのときは誰がいた?と
記憶を辿るのに手帳は欠かせない。
来年もこの手帳で老いゆく日々を記録するのだ。


昼休みが終わる1時まであと10分。
スーパーにお茶ボトルを買いに行く。
自動販売機だと150円、スーパーなら99円である。
レジに並ぶとき時間がないので空いている列を見極める。
1個の品物を持った人に続く。
そのブツは干し柿だった。
長髪なので女性だと思ったが、よく見たら黒いカバンを
下げた男性。
ホームレスではない。
秋葉原あたりを歩いている萌え系の若い男。
干し柿のパックを360円払って買っていった。


写真大は炬燵で眠い、というムック。