昼、ラーメン屋にて

osyousan2005-11-18



6時過ぎに散歩に出る。
吐く息が白い。
太陽が昇る前だが、空を見ると今日も
晴れそうだ。
今日のムックは写真のような洋服を
着ました。フラッシュは勘弁して、と迷惑そう。


今日は自転車で出勤。
明日はハイキングだから今日は
歩かない。
途中の路地でゴールデンのリュウちゃんと
ミニチュアダックスのマロンちゃんと会う。
マロンは私に吠える。
毛糸の帽子を被った奥さんが「マロン!
何で吠えるの!ムックちゃんのお父さんよ」と
いさめた。
私はおとなしくニコニコ笑っているような
リュウちゃんの頭を撫でて自転車に跨る。


獨協大学病院の前を通る。
さっき8チャンネルで9年前の手術ミスの
隠蔽で捜査陣が入ったことをやっていた。
人間がやることだから失敗、ミスはあるだろう。
多くの患者が安心して受けられる治療法が
確立するまで、何人かは犠牲になっているはず。
その人達のお陰で多くの人が助かっている。
だが嘘や隠蔽はまずい。


ラーメンの「D」に行く。迷わず味噌ラーメンを
頼む。5分くらいで平べったい器で出てきた。
これにラー油をたらし、乾燥ニンニクを5片くらい
入れてかき回す。
お昼にニンニクなんて肉体労働者である。
入り口のカウンターにいる薄いサングラスを
かけたお婆ちゃんが醤油ラーメンと餃子を食べていた。
すごい食欲である。
まるで学生のようである。
このお婆ちゃん、出ていくときは杖をついていた。


40才代の2人連れが入ってきた。
男は胸のポケットにペンを差した作業服。
女性は襟元にスカーフがある銀行員のような
ユニフォーム。
どういう関係?余計なお世話だ、あんたには
関係ないよ!と言われそうだが..。


味噌ラーメンを食べ終わると店員が
取りやすいように食器をカウンターの上に
置いて汚れたテーブルをテッシュで拭いて
立ち上がった。
千円札を出し、400円の釣りを受け取ると
大きな声で「ごっそさん!」と感謝の言葉。
これが食べ物にこだわる男の美学である。
(ほんとかな?)


傾きかけた塀から大きな銀杏の木が3本にゅーっと
出ている。「中村家の銀杏」との札が出ていた。
樹齢300年で高さ2メートル以上ある。
まだ黄色くなっていない。
これが落ち葉になったら掃除が大変だろう。


その足で図書館に行ってみる。
ここのプラタナスはいい色に紅葉していた。
赤煉瓦の建物によく似合う。