深夜タクシー

osyousan2005-11-17



夜中にムックが吠える。
どうも我が家を包んでいるビニールの音に
反応しているらしい。
確かに風でかすかな音がする。
塗装が終わるまでしょうがない。

それ以来、ムックは眠ろうとしないで
シャカシャカ音をたててフローリングの上を歩く。
気を紛らすため散歩に連れ出した。
時間は午前1時過ぎ。
線路脇の道をタクシーが行く。
戻るタクシーは赤い空車のマーク。
まだ駅に客が残っていればもう1回運べる。


最近はこのタクシーとは無縁になった。
現役時代は東京駅からよく乗った。
麻雀屋で熱くなって終電車がなくなると
2時頃までやっちゃう。
雀荘の外に出るとタクシーが2,3台
止まっているものだ。
運ちゃんにとって麻雀客は上客。
乗る距離は長いし酔っぱらっていない。



今朝は余裕をもって髭も頭髪も
整えて歩きで家を出る。
神社を通ると箒の目が入っていて
落ち葉さえ落ちていない。
近所のUさんが清掃してくれている。
気分がいい。

社前に白い山茶花が咲いていた。
山茶花の宿に咲いていた花は白だろう。


一週間の休暇から帰ってきた人と、上司の
差し入れのお菓子が配られた。
甘いものは余り得意じゃないが昼に食べることにした。
それには喫茶店がいい。
よって今日の昼は「S」のサンドイッチとコーヒーに
する。

一番奥に列車のベンチのような禁煙席がある。
スポーツ紙を持ってそこに座る。
トイレのそばなのが気になるが..。

今日の一面はサッカーの松井。
昨晩、アンゴラとの親善試合、終了間際に柳沢からのボールを
ヘッドで合わせて得点したのが松井大輔
これがなければヤンキーズ松井秀喜
4年62億円契約、がトップ記事になったろう。

フランスのルマンというチームでプレーしている松井大輔
年俸2,800万円。ヤンキーズの松井は今回の契約で
年俸15億5千万円。
大輔は秀喜の55分の1。
スポーツ紙は松井秀喜の背番号に関連した数字を
上手く見出しにした。あっぱれ!


今日の帰りも片手にラジオも持って歩く。
夕方のニュースをやっている。
中国で鳥インフルエンザが人間に感染して
2人が死亡!
あの人口を抱えた国である。
ちょっと人命を軽く見るような国である。
ちゃんと予防策をとってくれるのだろうか。
これが波及したら隣の国として恐怖である。


少し前に石原都知事がどこかの講演で
「中国軍がこのまま行けばアメリカの軍隊は
勝てないだろう」と言った。
その根拠として中国は国家のため人命を
尊重しないから危険な戦にもどんどん軍隊を
投入する、みたいなこと。


昨日と同じ時間に同じ場所で東の空を見た。
あれ?月が出ていない。
一番星は赤く輝いているのに。
もっと北を見たら真っ赤な月が昇るところだった。
1日違うと出てくる時間も場所も変わる。