木枯らし1号

osyousan2005-11-12



朝起きるとまだ雨が降っていた。
ムックに雨用の腹巻きをして
外に出たが強い雨なので抱いて
陸橋下まで運ぶ。

ウンチをしたら散歩は終わり。
休みは出来るだけゆっくり散歩したいが
この雨ではしょうがない。


8時過ぎには雨はあがる。
今日は塗装屋さんが来る。
若い職人さんが蚊帳のような幕を我が家に
張り巡らした。
ママが腰痛治療のため接骨医院に出かけた。
10時に用意してあるお茶の盆を出すように言いつけられている。
職人さんは10時12時15時とお茶タイムがあるのだ。
羨ましい。


若い職人さんはイヤホーンをつけて作業をしている。
あれが今流行のipodかな?


ムックと日テレ「ぶらり途中下車の旅」を見る。
今日は有楽町線
ほのぼのとした好きな番組だが、やらせ場面がある。
今日もそうだ。
月島の路地を歩いていると両手にバイオリンを
持っている男性が歩いている。
鍛冶屋に入って行く。
そして再び外に出てきてバイオリンをケースから出す。
そこで三浦浩一が「すみませーん」と声を掛ける。
2人はバイオリン製造者と木を削る道具を作る
鍛冶屋である。
一旦中に入った2人が外に出てきて商談をするなんて
あり得なーい!
でも滝口順平の語りが面白いので許す。


ママが帰ってきたのでムックをカンガルーだっこに
入れてお出かけ。
雨上がりの青空になっていて気持ちいい。
リカーショップに入り、職人さん用の缶コーヒーをまとめ買い。
ムックを抱いて入ったので咎められるかな、と思ったが
レジの女性に「可愛い」と言われ爺さんにっこり。


用水脇の公園に行くと婿さんのご両親に会った。
通路いっぱいに赤く染まった桜の葉が落ちている。
お姑さんがその落ち葉を竹箒で掃いていた。
この葉っぱは毎日落ちる。
「運動のつもりで..」と明るく笑うお姑さん。
紅葉した葉っぱは綺麗だが落ちると掃除が大変である。
「年金協会の催し物で会いましょう」と別れる。


武蔵野線わきの通りに出る。
高架の土手脇には色づいた雑草がある。
この赤とススキとのコラボレーションがいい。
カメラで撮る。
その道路際にカメラを持った近所のお爺ちゃんUさんが
立っていた。
Uさんは神社を掃除している善行市民である。
声を掛ける。
走ってくる電車を撮っているとのこと。
Uさんが首から下げていたカメラは20万円。
そしてズームレンズは7万円。
道具からして適当デジカメとは違う。


昼は久しぶりにスパゲティにした。
具はイカと椎茸。
我ながら旨かった。
そのために缶ビール2個を空けてしまった。


横になっていると高圧ポンプで壁を洗浄する音。
ムックが驚いてウロウロ。
ついでに雨戸や網戸を洗ってくれたようだ。
これで暮れの網戸洗いは終わった。


太陽が西に傾いたのでムックを車に乗せて
近所の学校まで行く。
ここにも赤い葉っぱの桜並木があった。
おりからの強風に煽られて落ち葉が舞っていた。
この強い風が今年の「木枯らし1号」らしい。
車の外に出たらムックが風に負けて歩けない。
チビ犬は2,7キロである。

木枯らしと言えば寒い!というイメージ。
今日は暖かい木枯らしである。


写真大:暖かい日溜まりで寝るムック。
写真小:木枯らし1号で動けないムック。