Tちゃん

osyousan2005-10-21


昼、とんかつの「かつT」に行く。
昼食時なのに珍しくカウンターには誰もない。
Bランチ(ローストンカツ)を注文。
胡麻を擂るすりこぎりとすり鉢が来る前に
Bランチが運ばれてきた。
いつもならかつが来る間、胡麻をスリスリして待っている。


隣に座った建築会社社長らしき男性もBランチ。
カーキー色の作業服を着ている60代の男性。
一人で来ているが、だいたいこのタイプは建築関係の社長である。
この社長がゴホゴホと咳き込んだ。
かなり長い咳き込み。
とんかつのコロモが喉に絡まったのか?
女店員が「お冷やをおもちしましょうか?」と聞く。
社長は手を横振って、大丈夫サインを出す。


そして「ライスお代わり!」と言う。
ここはライスとキャベツはお代わり自由。
社長の皿にはかつが2切れ残っていた。
やるなあ。


職場のお掃除のおばちゃんが私に「いい人だそうですね」と言う。
良く聞いたら行きつけの居酒屋TのマスターTちゃんが交差点の赤信号で車を
止めていたそうだ。そこへ職場のおばちゃんがゴミを捨てに出たら
「ここで働いている○○さん(私)はいい人だよ、」と言ったらしい。
と言うことは帰りに寄ってくれということ。


しょうがないので帰りに居酒屋「Tちゃん」に寄る。
客は一人だった。
しかし、この店は繁盛していて有名店、
すぐ後に常連のU子ママが来た
その後は会社帰りのご主人が合流。
お二人とも60代後半だが元気である。


今日、客の入りが悪い訳が分かった。
夕方から近くのホールで演歌歌手北川某のライブがある。
北川某はこの店にも来ている。
だから入場券を買った常連客数人がホールに行っている。


次に来たのはお習字の先生。
年の頃70才。
彼女と一緒。
先生、先日にあったこの店の旅行では大分乱れたようだ。
先生がぞっこんの彼女は60才くらいのおばちゃん。


私はビールを飲み、お通しを食べながらサンマの塩焼きを注文。
そしてここの名物レバ刺しを食べる。
このレバ刺しがシャキシャキして珍味だった。
そろそろカラオケが始まるという前に店を出る。


店の外に出ると、小学生がカバンを背負って手に
靴を履いて四つ足で歩いている。
「おや、ワンワンかな?」と声をかけた。
そばにいた友達が「やめろよ!」と言う。
この時間まで学校とは思えない。
塾帰りなのか?


中華の店「M」に入る。
水っぽいものを食べたかったのでラーメン定食をたのむ。
ラーメン定食には餃子2箇とライスがつく。
店主の奥さんに「ライスは半分で..」と注文。
ビールは腹がきついのでレモン杯にした。


ラーメンが出来る間、デジカメを撮る。
針金固定装置をつかってカメラを立て、自動のスイッチを押す。
口では「ニー!」と叫ぶ。
年をとると口がへの字になるからだ。
フラッシュが焚く。
隣の客が「おっ、何だ!」という顔をした。


カメラをポケットにしまった。
あれ?針金固定装置がない?
すべてのポケットを調べる。
針金がない。年取ったなあ、酔ったなあ。
床を見たらくねくねした針金が落ちていた。


他人だったら間違いなく踏みつぶすだろう。