苦情男

osyousan2005-09-08



朝、昨晩ビデオで撮った格闘技を見る。
主催者の思惑通り神の子山本キッドと
須藤元気が順当勝ちした。
1日2試合はちょっと気の毒だった。
後日、この2人の決勝がある。


昼、外に出ると真夏並のすごい日差し。
男でも黒い日傘が欲しいくらいだ。
茶店「G」に行く。
ここは女性に人気で既に10数人の
団体が入っていた。
ずらっと見渡したら40人くらいの客。
そのうち男性は5人だった。
壁に向かった席に座り週刊誌を読みながら
日替わりスパゲティをぼそぼそ食べた。
今日のスパはたらこ。


居酒屋「A」に入る。
カウンターに印刷屋をやっている社長がいた。
まだ40代の社長、坊主頭をタオルで拭き拭き
している。
すぐ後に、作業着を着た常連客のSさんが
やってきた。
Sさんはコンクリートミキサー車を
運転している。
「いやあ、今日は暑かったね、1時間が限度
だよ」といきなりコップの日本酒を飲んだ。


私は当然生ビールをグイッとやる。
暑い日の夜はビールを飲まなきゃ終わらない。
ママがホワイトボードに書いたばかりの
今夜の献立。その一番はじめにある鮪刺身を
注文した。
今夜は我が家のママが会合にお出かけ
するので、ムックのためちょい早めに店を出る。


家で食べるつまみを買おうとコンビニに入る。
まだ食べるの?飲んべえは嫌だね。
すると今日職場に来て1時間も粘った
苦情男がいた。
クレームの理由が理屈にかなっていない。
対応したのが私じゃないので本人は私に
気づいてない。
そばに行くと学生のような長身の男と一緒に
笑いながら品物を手にしていた。
自称35才と言っていたが実際はもっと若い。


職場の窓口であれだけ興奮してどなった男が
ここではニヤニヤしている。
その男にまた出会うなんて、神様は
悪戯好きである。
私は人混みの中でよく知ってる人に会う。
だがらとても隠れて女遊びなんて出来ない。


家に着くとママはいた。
どうやらお出かけは中止になったみたい。
「あら、また飲むの?」と言われる。


写真小:朝陽を浴びたムック
写真大:ムックの顔が映ったシャツを
    着てムックを抱く。ボケた顔。