MOTTAINAI

osyousan2005-09-05



家の前の道に半ノラのモモちゃんが寝ている。
最近は私がかまわないので露骨にアピール。
ムックが我が家に来る前はアイドル的存在だった。


昨晩の雨はすごかった。
その集中豪雨で東京でも床上浸水があったようだ。
まだ台風はこれから。
先が思いやられる。


今日は夜に信濃町で飲み会があるので
ママに車で職場まで送ってもらう。
当然車にはムックも一緒に乗る。
ハンドルを握るママの左腕に前足をかけて
体を高くして外を見るムック。


昼は自転車がないので傘をさして歩き。
トースト、サンドしかない喫茶店「R」に行く。
ここはのんびり休みたいときに使う。
とても大きな喫茶店で8人掛けの
ベンチシートに一人で座ってもOK。

入り口でスポーツ報知と毎日新聞をとって
席に着く。
軽めにアイスコーヒーとトーストを注文。
すると50才後半のおばちゃん二人が
奥のベンチシートに座る。
一人のおばちゃんが「あー、気持ちいい。ここに来る
とホッとするわ」と両手を広げた。
二人は化粧品のセールスレディのようだ。
毛抜きで眉毛を抜き始めた。


毎日新聞で「MOTTAINAI」キャンペーンを
知る。これはノーベル平和賞をもらったケニア
環境相ワンガリ・マータイ女史が提唱した。
マータイ女史は来日したとき日本の言葉
「もったいない」を覚えた。
そして国連で「MOTTAINAI」を
使って世界に地球環境を大切にする演説をした。
伊藤忠商事がこれに乗り「MOTTAINAI」
ブランドを売り出し、利益の一部を寄附する。


昔は日本にあったものを大切にする精神。
今はものが豊かに成りすぎてその
心はどこかに行ったようだ。
古いもの壊れたものは修理するより
買い換えたほうが安いという金を
基準にした考え方。

私もママに口うるさく言われてやっと
茶碗に飯粒を残さないようになった。
今まで気が付かなかったのが情けない。
作物を作ってくれた方への感謝と、
もの自体へのお礼が「もったいない」
精神である。



職場を5時2分に出て信濃町のホームに
着いたのは5時59分だった。
集まったのは山歩きの会幹事が6人。
打ち合わせ兼飲み会である。
広い洋風居酒屋「ジョン万次郎」は
台風の余波で客に入りが悪い。

そのうちホールの中央で生のピアノ演奏が
始まった。
生ビール、レモンハイ、ワインなどを飲む。
枝豆、サラダ、刺身の盛り合わせ、ビールのつまみに
最適なポテトフライ。
そして海鮮焼きそば、海鮮ピザで2時間がたった。
「もったいない」から全て完食した。


写真小:モモちゃん
写真大:雨粒が残っているハイビスカス