図書館

osyousan2005-08-05



出勤途中、カーブの交差点がある。
ここには信号はない。
30代後半の男性が白い杖をコツコツ突きながら足早に行く。
私は自転車の速度を調節して交差点で彼を待つ。
そして「誘導しましょう」と声をかけた。
車2,3台をやり過ごすと「もうよさそうですね」と彼。
「えっ、音で分かるんですか?」と驚く私。
「ええ、(目が不自由なのが)永いですから..」と笑う青年。
道路には点字ブロックを、交差点には音の出る信号を。
私は別に公共広告機構じゃない。


昼は麺類。今日は湯麺にした。
でも半分近く残す。
食欲はあるが腹7分目をモットーとしたい。
何時まで続くのか?


食後に市立図書館に行く。
図書館のラベルが貼ってある本を拾ったからである。
その本の題名は「ギャンブル依存症」。
私が拾ったのが偶然とは思えない。

涼しげな庭のある煉瓦造りの建物。
しかし、凄く暑い。
自転車を日陰に止めて(サドルがすぐに熱くなる)図書館に入る。

私はカウンターで「拾いました」と一言。
パートらしいおばちゃんは「わかりました」と返事も一言。

庭に面した閲覧ソファは老人で満員。
8割が眠りこけている。
奥にまだ閲覧椅子があった。
実に文化的な時間の潰し方である。


夕方、喉が乾いたと居酒屋「M」に顔を出す。
カウンターにMちゃんがいた。
明日から始まる高校野球トトカルチョの胴元Maさんも入ってきた。
適当に千円買う。
新サンマの塩焼きを注文した。
本来なら刺身で出したいというマスター。
サンマは目黒に限る、そして塩焼きに限る。


マスターが「郵便局前あたりに新しい飲み屋ができるね」と言う。
そして「その看板に やみつきになる居酒屋 と書いてあったよ」とも。
そこでピンときた。
このユーモア語句は沖縄のマスターじゃないか?
すると居酒屋「M」のマスターも「そうだ」と頷く。
やっぱりそうか。以前行ったときに新しい店を出したいと言っていた。


居酒屋「M」を後にして郵便局前まで様子見する。
あった!暖簾は出ていないが「やみつきなる居酒屋」の看板。
戸を開けると沖縄マスターとお手伝いの女性がいた。
ここで焼酎をご馳走になる。
オープンは来週。

また、回遊先が増える。