鰻重

osyousan2005-07-28


昼、自転車に跨ったらサドルに「アッチチ、アッチチ」。
夏の薄いズボンを通して尻が火傷しそうに熱い。
しょうがないので立ち漕ぎをした。
小さい時に大人の自転車を乗るときは皆立ち漕ぎだった。
蕎麦屋に行く。
今日は土用の丑の日だが、昼は軽く盛り蕎麦にした。
夜に夫婦と娘で鰻を食べることにしているからだ。

土用の丑の日」とはエレキで有名な平賀源内が、
江戸時代にうなぎ屋のために書いたキャッチコピーがはじめとか。
土用とは立春立夏立秋立冬の前18日間を言う。
特に夏はこの時期にスタミナをつけるため鰻を食べよう、という
宣伝文句である。


6時40分頃、川沿いにあるうなぎ専門店に行く。
当然、駐車場は満タン。
ちょっと戻ったところに路上駐車した。
今日の運転はママ。
私は相変わらず足が痛い。
情けない。
店に入ると10人くらい待っていた。
外の車の中で待機している人もいる。
後から入って来た60才くらいのオヤジ、
「いっぱいだ、これじゃダメだ!」と出ていった。
すると再び奥さんと現れた。
奥さんは「ここがダメでも他にはないわよ」と夫を説得。
オヤジは憮然としている。
「じゃあ、お父さんは車の中で待てて」と
我が儘オヤジをなだめる奥さん。
お父さんに言いたかった「待つのが嫌ならスーパーの鰻にしなさい。」と。


それでも30分くらいで我々3人はカウンターに座れた。
鰻重上を3人前、ビール大ジョッキと中ジョッキ、アセロラドリンク。
それに肝と茄子の一本漬け。
まず茄子をおかずにジョッキをあける。
娘も強い。変なところが似ちゃった。
鰻重が来たら日本酒冷や2合を追加した。
飲み屋じゃないんだよ。


またママの運転で娘をマンションに送り届けて帰宅。
ムックがお出迎え。
皿にはまだ夜の餌が丸々残っている。
ムックは留守番をしていると心配で何も食べない。
可哀相なくらい神経質である。
ちょっと触ってあげたら皿のドックフードを食べはじめた。