強いのかも

osyousan2005-07-26



台風の余波で強い雨が降っている。
プラス足が痛いので、ママに車で送ってもらう。

職場で痛々しく足を引きずるのは嫌だけど、
やっぱりダメだった。
「どうしたの?」と聞かれる。
いちいち「ハイキングで足を痛めました、私は年寄りです」と
答えるのも辛い。


遅番なので1時から昼食。
傘をさしてカレー屋に行く。
窓際のテーブルで店主が新聞を読んでいた。
客は誰もいない。
この雨風では客足も遠慮する。
キャベツときゅうりだけのサラダ。コーンスープ。
取り放題の福神漬けとらっきょう。
ここのビーフカレーはお気に入りである。


夕方、雨が小降りになったのでゆっくり歩いて駅まで。
ホームに上がるのにエスカレーターがあると助かる。
傘を杖に電車の中を歩いてシルバーシート
「どっこいしょ」と座る。
不自由な身になって有り難みが分かる。
これは腰痛の時も思った。


下車駅でまたエスカレーターに乗り駅前広場に
出たら、バスが出たばかり。
時間つぶしに駅ビルの中を見て回る。
たこ焼き屋が繁盛している。
私にとってたこ焼きはご飯のオカズにはならないし、
お祭りで食べるものくらいの位置づけ。
関西人の家庭では必ずたこ焼き器があると聞いた。


バス亭に戻ると長蛇の列。
特に雨が降ると利用者が増えるようだ。
下りる停留場のアナウンスがある。
また先にピンポーンというベルを押された。


家に着くと痩せっぽちのムックが出迎えてくれた。
雨に濡れた革靴を口にくわえて座敷に上がる。
これって喜びのポーズ。
でも困るのだ。

ここからはママの報告。
散歩に行くと初めてのシーズ犬に会った。
どんな大きな犬のも興味を示すムック。
逃げない。
するとシーズ犬が猛然と突進してきて
ムックと噛み合った。
ムックは大好きなマロンちゃんとはじゃれ合って
噛み合うことがある。
こんどは唸りあってのガチンコ。
ムックの上唇がシーズ犬に引っ張られて一瞬伸びた。
ママは慌てて引き離しムックの傷を調べた。
そして「お宅のワンちゃんは大丈夫ですか?」と
シーズ犬の綱を持っていた奥さんは聞いた。
奥さんは笑いながら「大丈夫ですよ、犬同士ですから」と
答えた。そのうちシーズ犬の口の上からタラーリと鮮血が
流れ落ちた。それを見た奥さんはまた「大丈夫ですよ、犬同士ですから」
と言いながら去っていったそうだ。


ムックには全く怪我はなし。
もしかしたらムックって強いのかも。