たぶの木

osyousan2005-07-19


関東地方も昨日梅雨明け。
ここ数日ムックのためにクーラーを入れて寝ている。
そのため我々夫婦がムックに合わせて1階で寝る。
我々が1階で寝るのは2年判前に死んだビーグル犬の
看病以来である。
死ぬ前一週間は看病で夜も熟睡できなかった。

ビーグル犬が亡くなって花で飾られた遺体を
見ていたら、近所の人数人が線香をあげにやってきた。
「あら、ゲンちゃん綺麗な顔をしているわね」と
言って線香をあげてくれた。
私の目から涙がぼろぼろ。
こんなとき話しかけないで欲しい。
情けない顔を披露してしまった。

悲しい話はもうやめよう。


昼、てうち蕎麦「K」に行く。
座った席が悪くトイレの真正面。
戸が開くと便器が見えてしまう。
食べる前にこれが見えるのはキツイ。
今日は盛り蕎麦に天ぷら。
周りの客は殆ど市役所の職員みたいだ。
爺さん達が仕事の延長話をしている。
斜前の名札をつけた男がカレーつけ蕎麦を
食べている。
この臭いが強烈。
空きっ腹だと臭いだけで唾液が出てくる。
しかし、食べると辛すぎて私好みじゃなかった。


元荒川から分かれた用水に出ると水にもぐる
黒い鳥がいた。
デジカメを構えて出てくるまで待つ。
カワウだった。
漁の名手である。
つがいで順番に潜っている。
日本各所に鵜の山というのがある。
集団で小高い山に巣をつくって暮らす。
昔は鵜が落とす糞が肥料となって利用された。
今はその糞が公害になっている。
その上、漁民の魚を採りつくしてしまう。
だから同じ種類が余り増えるのは地球にとって
マイナス。
じゃあ、人間は?
自然を破壊しないでルールを守って生きましょう。
人間が増えすぎて鵜の山近くまで住宅が出来た。


市街地に黒塀がある。
そこから大きな木がすくっと立っている。
天然記念物「たぶの木」だった。
はじめこの名を見たとき「ぶたの木」と
読んでしまった。
大きな屋敷に植えてあった「たぶの木」。
時代の流れで屋敷は壊されてマンションになった。
でも天然記念物に指定されたため黒塀とともに
残った。よかったね。

家に帰るとムックがやけに私に寄ってきて
耳の後ろをペロペロ舐める。
腕に絡んでくる。
伸びてきた爪が痛い(明日トリミング予定)。
そのうち私の腕を両手で掴んで腰を振る。
どうしたの?
何かご機嫌なことでもあったのか?