浅草・魚河岸寿司

osyousan2005-07-13

歩いて職場まで行く。
今月、念願の尾瀬ハイキングがあるからだ。
やっぱり少しは馴らしておいたほうがいい。
小楢山では長い下りで足がつって醜態を晒した。


昼、「日本海庄屋」で日替わり定食を食べる。
今日はハンバーグと小刺身、それにマカロニサラダ香の物、味噌汁。
食後にアイスコーヒーで780円。
洋食と和食のミスマッチの要素があるが、
これは満足いくメニューである。
カウンターに座るとまるで夜ムード。
日本食の調理場では4人の板さんが見える。
やっぱりこの値段で出来るのはチェーン店の強みか。


仕事の帰りに浅草に出る。
はんこ屋で先日注文したママの絵手紙用住所スタンプを受け取る。
だから今日は大きな顔をしてのお酒である。
「魚河岸寿司」に行く。
この店に来て12,3年になる。
昔、この店でタバコを吸っている客が「灰皿は?」と言うと
女将が「足元に捨ててちょうだい、うちは床がすべて灰皿よ」と
言った。
何しろ寿司が安かった。
そのときは普通の寿司が1人前480円くらいだった。
今日見たら600円台と値上げしていた。
そして上寿司が900円になっていた。
特上が1,400円。
これじゃ普通の寿司屋と同じ。

思ったより空いていてすぐに座れた。
5,6年前は入り口で並んでいたもんだ。
板さんに聞いたら土日以外はこんなものらしい。
安くて旨い寿司屋が多くなったことか。


でもカウンターで握って貰った寿司をすぐに口に運ぶ
旨さは堪えられない。
はじめにイワシイカをダブル(8個)で握って貰う。
私はトロ、イクラなどより安物好きなのだ。
その後はツブ貝、エンガワ、ホタテ、サンマ、げそ、梅紫蘇巻きと続く。
アルコールはサッポロ瓶ビール1本と冷や酒2本。

隣りに座った男性と言葉を交わす。
群馬県から出てきたそうだ。
東京に仕事で来るたびこの店で寿司を食べて帰るとのこと。
年齢は51才。
今が一番お金がかかるとき。
定年いい加減オヤジの私を羨ましそうに見ていた。
群馬男は時計を気にして慌てて店を出た。
電車の時間があるようだ。

奥まったところにいた夫婦。
ぎょろ目の旦那が私達の話を聞いていたようだ。
「私も同じ駅ですよ」と声をかけてきた。
今日は奥さんに好きな寿司を腹一杯ご馳走しようと
ここに来たと言う。
ここなら一人いくら頑張っても3千円は食べられない。


仲見世に出る。もう観光客はまばら。
と言うより店のシャッターが閉まっている。
浅草寺の夜は早い。

宝蔵門と五重塔のライトアップが綺麗だ。


雷門近くの店で人形焼きを60個買う。
ママに頼んで近所に配って貰う。


始発に座ってウトウトして帰る。