草加公園

osyousan2005-06-19


早朝、ムックと車で草加公園へ行く。
入り口で知らないおばちゃんに「おはようございます」と挨拶された。
当然、私も挨拶を返す。
するとおばちゃんはムックを見て「あっこの犬、えーと何だっけ、足の短いあの犬、何だっけ」という。多分ミニチュアダックスフンドと言いたいのだろう。「この犬はシーズ・ヨーキー・ハーフです」と言いたかったが「いや、雑種です」と答えておいた。


池には花菖蒲が咲いている。そしてそばに黒い大きな鳥が2羽。顔が酔ったように赤い。
ムックが興味を示して近づいたが逃げない。ちょっと行くと看板があり池にいる鳥の説明が書いてあった。それによるとこの赤ら顔の鳥はバリケン。カモ科で南米に生息する鳥。


広い芝生には誰もいない。ムックを放すとカラスを追いかける。カラスはチビ犬をバカにしてちょっと飛んではまた芝生におりる。カー公は犬並の知能があるらしい。

グランドのそばに白黒の警備会社の車が止まっていた。年老いた警備員が下りてきて放置自転車に跨った。そして右手にもう一台の自転車を持って見事に操って乗っていった。こんなことは若い人には出来ないだろう。昔の人はよく2台の自転車を動かしていた。
その後ろから警備自動車がついて行く。運転している人を見たらやっぱり60才くらいのオジサンだった。この業界も年寄りが多い。

公園の小高い丘の上からトランペットの音色が聞こえる。
どんな人が吹いているのか?


昔、世田谷の羽根木公園でマンドリンを弾いたことがある。
当時、大学のマンドリンクラブに所属していた。
でも公園で弾いていたのはクラブの練習曲ではなかった。
流行歌だった。
他人に聞いて貰いたいという気持ちも少しあったのだ。


最近、100円ショップから消えかけているものがある。
それはA4判のクリアブックである。
透明な数十枚の袋から出来ているファイルである。
デジカメ写真をインクジェット用紙に印刷してファイルするのに重宝していた。
それが100円ショップの在庫になくなりつつある。
かろうじてB判はある。
今日、3軒回ってやっと4冊手に入れた。

この商品、日本の高い人件費ではとても100円じゃ出来ない。


写真上:目から涙がこぼれそうなムック。
写真下:ムックが近づいてもびくともしないバリケン