キャンピングカー
職場のそばに大きな弁当屋さんが出来た。
たまには弁当もいいかな、と自転車を止めた。
だが選ぶのが面倒だと、ペタルを踏んで走っていた。
そして日本蕎麦屋でたぬき蕎麦を食べる。
大通りの手前にキャンピングカーらしき車が止まっていた。
そばに老人が大型雑種犬といた。
老人は犬の足を雑巾で拭いて車に乗せる。
運転席に入った老人に「これキャンピングカーですか?ワンちゃん可愛いですね」と
話しかけた。老人は笑いながら車を走らせた。
大好きな犬と一緒に車でバガボンド。いいねえ。
先日、TVで定年退職後に桜前線を追いかけている老人をやっていた。
キャンピングカーに乗り、桜の写真を撮りながら日本列島を走る。
途中で終われば(何しろ列島の桜は短い)、来年はそこからまたスタート。
好きな桜を撮ることをこれからのライフワークとしたい、と語っていた。
いいねえ。
学生時代の思い出。
友達が酔った勢いで変な外人と知り合い、英会話を教えてくれと頼んだ。
そのドイツ人は小遣い稼ぎで引き受けた。
仲間5、6人を集めて英会話を学ぶことになった。
中には40才代の大学教授もいたっけ。
ドイツ人はキャンピングカーみたいなものを自分で組み立てた。
エンジンがついていないまるでトレーラーの後続部分。
そのトレーラーを広場に止めて生活して、飽きたら数人で引っ張って
移動するというふざけた乗り物。
我々も牽引を頼まれたが、断った。
あのドイツ人どうしたかな。
40年前の話。
ここまで書いていたら「タイガーアンドドラゴン」が始まった。
どうも見てしまう。
ちょい役で高田文夫も出ている。
このドラマで古典落語に若い人の目が向いたようだ。
元荒川の土手に出ると川辺に花菖蒲が満開だった。
市役所のおばちゃん達が携帯のカメラで撮っていた。
菖蒲が終わると反対側にあるアジサイが咲き出す。
ここで駄洒落川柳
「ショウブごと やめて食べよう あじさいみ(アジ刺身)」
鰺の刺身も旨いが漁師料理の「なめろう」もいいぞ。