餃子の王将
朝、陸橋下でムックの散歩。
すると腰に犬をつないで歩いているオヤジがいる。
顎をあげて手を大きく振って陸橋下を何回も往復している。
引っ張られて後ろからついてくる犬が悲しそうな顔。
浅草仲見世には相変わらず東南アジア系をはじめとした外人観光客が多い。
だからみやげもの店は外人向けのものが置いてある。
笑ったのは犬に被せるちょんまげのカツラ。
こんなものは日本人は買わないだろう。
銀座線で神田に出る。
例によって「餃子の王将」で餃子と生ビール。
建築現場の作業服を着た60才くらいの男性が入ってきてレジの前。
「おう、いくらだった?」と言いながら1,200円を出した。
そして店員から腕時計を受け取って出ていったのだ。
と言うことは財布を忘れて食べて行ったのか?
レジの後ろに紙が貼ってある。
「王将フアンより」という文字が読める。
勘定を払うとき店員に聞いたら
「コックをはじめ全員の応対がいい」というお褒めの手紙らしい。
それは私も同感である。
よく働くしキピキビしていて気持ちいい。
経営者の社員教育のなせる技。
だから店が繁盛するのだ。
JR西日本に聞かせたい。
今日は初めての雀荘でやる。
一人のメンバーが「今日は娘が来ているから」というので
珍しく9時に終わる。
エレベーターを使わないで階段で下りる。
下りはじめて気がついたらここは6階だった。
途中の店は風俗店ばかりでびっくりした。
地元に帰り居酒屋「M」に寄る。
戸を開けると土曜日とあって満席。
小上がりでキャップを逆に被ったIちゃんが手招きをする。
周りは見た顔ばかり。
カウンターにはNさんが女性と座っていた。
離婚して独身だから誰と飲もうとかってだが..。
テーブル席には女流講談のS嬢。
こちらも連れがいた。
その隣りにカツラが見え見えのT社長。
テーブルの上で今はやりの手品を披露している。
今夜はトロぶつの後はおにぎりで仕上げ。
Iちゃんらとカラオケスナックに繰り出す。
日付が変わるまで歌う。
ああ、いい気持ちだった。