菖蒲湯
ムックを駅向こうの公園に連れていく。
大きな公園だが人は少ない。
幸い、犬の散歩禁止の看板もない。
ムックを放す。
すると携帯が鳴る。
10時からやろう!との麻雀の誘いである。
急いで公園から帰る。
途中の和菓子屋で柏餅を買う。
今日は稼ぎ時。
だから店員はお手伝いの人。女将さんに似ているから妹かな?
包み方がいい加減だった。
麻雀は、5時前にSさんの資金がパンクしてお開きになった。
夕方、ママと一緒にムックの散歩
近所の庭を眺めながらゆっくりと歩く。
実際、庭に綺麗な草花がある家が多くなった。
ゆとりがある証拠。
「こどもの日」と言えば風呂は菖蒲湯。
ムックを懐に入れて自転車で商店街まで買い物。
ムックがいるのでスーパーは入れない。
花屋をのぞく。
一束200円であった。
昔を思い出す。
こどもの日は、銭湯に行くとぷかぷか菖蒲が浮いていたものだ。
年長のお兄ちゃんは、これを口にくわえてピーピー鳴らす。
どうやって鳴らすのだろうと不思議に思っていた。
まだ明るいうちに風呂に入る。
湯に浮かぶ菖蒲をゆっくり眺める。
根本が赤くなければただの雑草。
持ち込んだラジオを聞く。
えーっ!また巨人が負けたの!
「こどもの日 巨人また負け コビトの日」
休日の夕方、巨人の勝っているTVを見ながらビールを飲んだのは
遠い昔のこと。
強い巨人は何処へいったの?
写真は、涙目のムックです。