雪柳

osyousan2005-03-29

職場に来ると鼻水が出る。
昨日からだ。
同じ花粉症仲間も同じだという。

その原因は受付に置かれた「雪柳」。
Kさんが自分ちの庭から持ってきたのだ。
杉花粉で敏感になった鼻の粘膜を雪柳の花粉が
刺激する。

2階の受付に運ぶ。
カウンターに置いて立ち去ろうとしたら、
花の頭が重くて無情にもバサーッと落ちた。
当然床は水浸し。

2階受付のI嬢も花粉症。
そこで可哀相だが雪柳は始末した。
Kさんは今日から別の職場だからいいだろう。

雪柳は嫌いな花じゃない。
春を感じる。
でも庭に咲いてこそ雪柳。
「やはり 野に咲け レンゲ草」


先日、寄ったら「身内に不幸があった」と閉まっていた居酒屋「T」に寄る。
引き戸を開けるとそこにマイクを持った客がいた。
もうカラオケをやっている。

幸子ママに聞いたら亡くなったのはマスターの父親。
葬儀に出るため夫婦で雪深い秋田まで行ったとのこと。
親戚が遠いと大変である。

壁に絵手紙が2枚貼ってある。
そのうちの1枚は居酒屋「T」から配られた年賀タオル。
もう1枚はみそ漬けの絵。
これは我が家のママが手作りの味噌とみそ漬けを
貰ったお礼に書いたもの。


隣のおばちゃんはいいご機嫌でひばりの唄オンパレード。
しきりに私に話しかけてくる。
私は適当に相づちを打ってハタハタを食べていた。
このおばちゃん年の頃55才くらいかな?
旦那が佐川急便の運転手で58才と話していたからだ。

黒いドレスの襟元から下着と膏薬が見える。
トイレに立ったおばちゃんが戻ってきたら
ショールを首の回りに巻始めた。
幸子ママが「ひろみちゃん帰るの?」と聞いた。
「トイレの鏡を見たら下着が見えるので」と
答えていた。やっと気がついたか。

強引にデュエットを歌わされた。
定番の銀恋。
声量のあるおばちゃんの引き立て役だった。

奥の方には万田久子似の顔なじみがいた。
こっちに座れば良かった。