シャンプー

いい天気である。日も当たっているし空気も乾いているので、
ムックの最高のシャンプー日和。
ムックが我が家に来て初めて自宅でシャンプー。
過去は私の散髪より高いお金を払って、トリミングのプロにやってもらっている。
バケツにお湯を入れて風呂場でママが洗う。私はタオルを持って待ちかまえる。
２年前まで飼っていたビーグル犬のゲンは私が洗った。大きいので風呂にいれたものだ。ムックはその５分の１。ゲンは風呂からあげてタオルで水分をぬぐい取るのが大変だった。凄い勢いでブルブルと水分を飛ばす。周りがびっしょり濡れてしまう。
「伊藤家の食卓」で犬がシャンプーから上がったあと、ブルブル防止法というのがあったが、忘れた。
ムックの濡れた体を見たら何ともみすぼらしい。生まれたばかりの山羊みたい。
会葬御礼で貰ったペット用のドライヤーで貧弱な動物を乾かす。
今、お葬式の香典返しはお茶やタオルじゃない。この中から選んでください、というサンプルと引き替え券である。
午後、ムックを抱いて実家とも言えるペットショップに顔を出す。
丁度ムックを５ヶ月まで育ててくれたオーナーがいた。
喜んで机の上にオシッコを漏らしてしまった。覚えているのかな？
女性オーナーは「大きくならないわね、可愛い」とムックを触って
観察していた。
ミックス犬は商売になるな、と思っていたのか．．。
ペットショップのケージの中に柴犬・スピッツ・ハーフがいた。
やっぱり器量がいい。でもスピッツの血が入っているから吠えるだろう。