10月1日・2日合併号
ママに駅まで送ってもらい5時47分発の東武スカイツリーラインに乗る。北千住で千代田線、西日暮里で山手線に乗り代々木で下車。
ここでタートル会のメンバー7人と関越バス「尾瀬号」に乗る。
乗客は20名くらい。
出発するとすぐにランチパックを食べる。
最初の休憩は関越道の三芳SA。
その次は赤城高原SA。
この写真はからっ風と木枯らし紋次郎。
SAの後ろから山々が見える。
これは武尊山。
ホタカサンと読む、日本語は難しい。
この綺麗な橋をわたるとメロディーラインが始まる。
道路に凹凸が作られていて40キロで走ると「夏がくーれば思い出す」というメロディーが聞こえるのだ。
グッドアイディア!
高速バスは尾瀬戸倉まで。
その後は鳩待峠までジャンボタクシー。
ここで昼食。
天気はいいが風が出てきた。
K井リーダーが食堂の中で食べられるようにかけ合う。
今日は空いているからいいですという返事。
ありがたい。
ママが作ってくれたオニギリ。
中身はうめぼし、お新香、焼きのり。
充分旨い。
荷物になるからシンプルにしてもらった。
11時50分に鳩待峠を出発。
天気が気になる。
何しろ予報は午後から小雨。
木道を歩く。
濡れた木道は滑りやすいのだ。
左手に至仏山を眺めながら下る。
木道のところどころに網の目ゴムラバーが敷いてある。
雨などで足が滑るのを防止。
熊避けの鐘がある。
このあたりに出没するらしい。
小学生のグループがやって来た。
この鐘を争そって叩いている。
群馬県の小中生では課外教育の一環として尾瀬の自然を楽しむというのがあるようだ。
至仏山をバックに8人の集合写真を撮る。
K井リーダーがシャッターを中学生に頼んでくれた。
反対側には燧ケ岳。
紅葉の赤い主役、ナナカマド。
木道のそばに咲いている紫の花。
子供たちを引率している髭のオジサンに「この花は何という名前ですか?」と訊いた。
「それはエゾリンドウ」
重たい荷物を背負って運ぶボッカ(歩荷)さんがやって来た。大きなものはヘリで運ぶようだが..。
この池は逆さ燧ケ岳で有名。
今日は風が出ているので映らない。
細かい雨が降り出した。
カッパを着るほどじゃない。
竜宮小屋まで来ると雨脚は強くなった。
そこで全員が雨具の着用。
今日の宿泊小屋がある見晴に向かう。
小屋群が見えたぞ!
早くビールが飲みたい!
今日宿泊するのは桧枝岐小屋(ひのえまた)。
ここに泊まるのは2回目。
以前はここに泊まってニッコウキスゲを堪能した。
夕食時間(5時半)まで時間があるのでまずは飲もう
缶ビールや缶酎ハイを買うとき宿の娘さんに「濡れた缶は畳の上に直接置かないでください」と言われた。
そのわけがわかった。畳が新しい!
縁に尾瀬の文字と水芭蕉の絵。
粋である。
風呂からあがると食堂で夕食。
ハンバーグをメインとしたこのラインナップ、りっぱなもんだ。
食後もストーブが焚かれた場所で酒盛り。
本来は8人で2部屋を予約。
オーナーがやってきて「今日は客が少ないので別の部屋を使っていいよ」と言う。
そこで寝言が気になる私が一人部屋を希望。
部屋に布団を敷いて寝ようとしたらE藤さんがやって来て延長戦をやろうと誘われた。顔ぶれはS根さん、S賀さんの4人。また飲んでしまった。ああ楽しい!
それでも部屋に帰ったのは8時過ぎ。
桧枝岐小屋の消灯は午後9時。
続きは明日。
10月2日:
山小屋の朝食。
ふつうの旅だったら朝からビールだが、今回はダメ。
桧枝岐小屋の主はこのヒゲクマさん。
「雨は9時にはあがるよ、昨晩は強い風が吹いていたから落ちてくる木の枝に注意して」とアドバイスしてくれた。
ヒゲクマさんに集合写真のシャッターを押してもらう。
時間は7時15分。
さあ、雨具で完全武装して出発だ!
そんなに強い降りではないが足下がすべる。
ナナカマドが目を楽しませてくれる。
この赤い実はなんだろう?
十字に割れている。
ツリバナかな?
視界が開ける。
湿原が出現した!
レンズに水滴がついてぼやけてしまった。
白樺がU字になっている。
これは雪のしわざだろう。
木道そばにエゾリンドウ。
女性に人気があるのはこういった花々が咲くからだ。
尾瀬沼が見えた!
小屋を出発するときヒゲクマさんに「2時間あるいて尾瀬沼が見えなかったらペースを早めた方がいい」と教えられていた。ちょうど2時間である。
木道が壊れている。
こんな場所をいくつも見た。
木は自然に優しいが腐食するのも早い。
東電が修理をしているらしいが..。
尾瀬沼ビジターセンターに到着。
ここで雨があがったので雨具を脱ぐ。
すぐそばに歴史ある長蔵小屋が見える。
湿原を流れている小川。
そこに30センチくらいのイワナがいた!
釣り好きなS賀さんが「釣りたいけど、国立公園内では釣りはだめ」と教えてくれた。
再び尾瀬沼がそばに見えるスポットに。
草もみじが美しい!
我々が出発しようとしたら後からきた中年女性3人が「あら、いっちゃうの」とつぶやく。
シャッターを押してもらいたかったのだ。
はいはい、と大阪のオバチャン3人組の写真を撮ってあげた。
標高1762mの三平峠に到着。
これから下りの木道。
すべるすべる。
メンバーの何人かが転んだ。
私も腰と足が痛くなってきた。がんば!
地上に近くなると沢の音がする。
三平橋から滝が見える。
白い流れをどうもすみません!と言いながら撮る(三平だから..)。
一ノ瀬から女性ドライバーのジャンボタクシーで大清水まで。
大清水ではこの青空。
一日遅れて出発すれば良かったなあ。
予定より早めに着いたのでKリーダーとS野さんが奔走交渉してくれて早めの高速バスに乗れた。
バスの中で昼食。
ビールとおつまみで済ます。
そして新宿に着いたのは予定より2時間も早い5時半だった。夕闇に包まれる前である。
バスから降りる時に長老Y口さんの登山靴が壊れた。
そしてU賀さんの靴の底もパクパク。
みなさんお疲れさまでした!
尾瀬は大勢で行った方が楽しいのだ。