タクシーがジェットコースター



暗いうちに家を出る。
駅ターミナルに観光バスが5台もとまってた。
私はこのバスに乗らない。



今日は山歩きである。
一路東京駅へ向かう。




東海道線ホーム。
そこにセグロセキレイがいた。
この鳥はすっかり人間社会に溶け込んでいる。





7時40分発車の熱海行き、ぎりぎりに乗りこむ。
品川駅を過ぎたあたりで発泡酒とサンドイッチを食べ始める。
朝食である。



今日の山歩き会のK井リーダーから「後ろのボックス席に座っているから来ないか?」というメールが入る。
しかし朝からアルコールを飲んでいて気が引ける。
「一人旅を楽しんでいます」と返信。
相変わらずワガママだ。




湯河原駅にはスイセンが咲いていた。
写真白いのがスイセンである。





熱海に着いた、ここで全員が顔合わせ。
乗り替えである。
しかし信号故障で電車が動かない。



やっと動いたがすぐに止まる。
こりゃ今日の山行きは駄目だ。
目的地を変更しようか、という意見も出た。


三島あたりに来ると細かい雪がガラスにぶつかる。
うーん、先行きが怪しくなった。



イライラしたメンバーの目を楽しませてくれたのがキュートな女車掌さん。
私がカメラを向ける前にK井リーダーが「写真いいですか?」と訊いてくれた。
「はい、仕事をしているところならけっこうです」という返事。
どうです、この凛凛しい姿。



1時間半遅れて目的地「由比駅」に到着。
ぴったり正午だった。
空も晴れてきた。
富士山と時計台。




由比駅に杖がある。
「この杖は何ですか?」とタクシーの運転手さんに訊いた。
「これは薩埵峠(サッタトウゲ)で貸し出した杖です」と教えてくれた。
厳しい山があるらしい。



今日の参加者は9名。
ここからタクシー3台に分乗して浜石野外センターまで登る。


いやあ驚いた。



このタクシーが元気なのだ。
急な狭い山道をすごいスピードで走る。
ヒヤヒヤして足はずーっと突っ張りぱなし。
まるでジェットコースター。


タクシー3台が車間距離もとらずにどんどん登る。
おっと対向車!
ああ疲れた。



浜石野外センターにはうっすらと雪が積もっていた。
今朝降ったらしい。







展望台にのぼる。
富士山がくっきり(てっぺんだけ)。
今日の目的は富士山を見ることだった。
そしてここで集合写真。




浜石岳を目指して林間を上る。







途中、ちょっと道を間違えた。
鳩首会議。
すぐにルートを修正。






やっと浜石岳の山頂へ!





海岸線がはっきり見える。
サクラエビで有名な由比海岸である。
ここで2枚目の集合写真。




浜石岳707m。
ここで昼食。




カマキリの卵を拾う。



帰りもタクシーを呼ぶ。
E藤さんがタクシー会社に電話しようとスマホを出す。
そのあと、手袋を落とした?と言う。
E藤さん、手袋は口にくわえてますよ!
笑い。


山下りのタクシーも恐ろしかった!
事故がないのが不思議である。
運転手さんはエンジンブレーキを使ってますから..と平気な顔。




由比に来たら名物桜エビを食べたい。
運転手さんに紹介してもらった駅前の店へ。
「桜えび定食」という看板。
桜エビのかきあげが旨そう。


残念!臨時休業だった。


ここで解散。
新幹線で帰る人、鈍行で帰る人さまざま。


私は鈍行にした。
急がない。
明日も休みだ。
というより毎日がお休み。


熱海どまり。
ここで缶ビールとお土産を買う。
買いものに手間取って東京行きにギリギリ(また)。



車窓の流れる景色を眺めながらビールを飲む。
耳にはカラオケのイヤホーン。


ボックスに葬式帰りの老夫婦が座る。
故人のことが話題。
うーん暗い話は聴きたくないなあ。
音楽のボリュウムをあげる。


老夫婦が平塚で下りると交代で座ったのがツケまつ毛ばっちしのギャル。
まるでフランス人形。
スマホでゲームをやっている。


東京駅には6時ちょっと前に到着。



御徒町日比谷線に乗り換え。
途中の本屋に「ふくらはぎをもみなさい」という本が平積みになっている。
昨日、TBSのキンスマで紹介されていたばかり。
商魂たくましい。


東武線、いや東武スカイツリーライン松原団地駅ですごい数の学生が乗る。
何だろう?

新越谷駅についたらもっと凄い。
あっそうか!
今日はセンター試験だった。






ムック、ただいま!