池袋の夜は更けゆく



相生陸橋のスロープにて。



とあるお宅前でオトウサンがしゃがんでタバコを片手に携帯をチェックしている。
家の中では喫煙させてもらえないのだ。







警備会社のウインドウに社長が書いた油絵が飾ってある。
ゴルフ場のグリーン。
題名は「芽吹き」。





チロパパがハヤトウリの苗を持って来てくれた。
地植えしたほうがいいと言われたので百合の横に埋めた。







ムックは日光浴。









ちょっと遅めの昼食はママと近所のラーメン屋へ。
窓際に座る。
注文したのは2人とも醤油ラーメン。


ここから明るい外がよく見える。
映画のスクリーンを見ているようだ。
私はいつもこの前を通る時、客が入ってるかな?と中を覗く。
逆に客から私のアホズラが観察されていたのだ(恥ずかしい)。



3時過ぎに池袋に出る。
東武デパートに行きガトーフェスタハラダでラスクを買う。
相変わらずの行列である。






8階の催事場で絵画市をやっていた。
青木敏郎の油絵の写真を撮っていたら係の女性がやってきて「写真はご遠慮願います」とやんわり言われた。
「すみません、余りに素晴らしいもので..」と頭をかく。
その絵は1千万円を超えるものだった。
因みにパンフレットの表紙の絵は福王寺一彦で1470万円。



そうそうたる芸術家の作品がずらっと並んでおり係の人も沢山いる。
その中に金澤翔子ちゃんの書もあった。
翔子ちゃんはNHK大河ドラマ平清盛」の題字を書いている。
(この写真もパンフレット)



今日の目的地は東武デパートじゃない。
外に出て池袋演芸場の横をとおり13分。

やっと辿りついたのが「さおり」。
いわゆる場末のスナック。
カラオケの集まりである。




5人が集まるとママが用意したご馳走を食べ飲み放題のビールを飲む。そして世間話が1時間半。





カラオケのスタートは長老のF市さんから。
一番若い私は最後。



宴たけなわ、誰かがドアをノックする。
今夜は貸切のはず。
ドアを開けると若い男性。
第一興商ですが...」。
カラオケ機器のセールスだった。


ママが「ごめんなさい、うちはまだ古い機械で頑張っているのよ」と優しく断る。
私が「遅くまで頑張っているねえ、いっぱい飲んでいくかい?」と誘う。
おっと若者はまだ仕事中だった。

池袋の夜は更けゆく...。