剣先スルメ
ムックの散歩。
イヤフォンでラジオを聴きながら。
6:55のNHKニュースで「東京地方はすっきり晴れて富士山が見えます」と言う。
そこで陸橋の階段を上る。
富士山がある方向を見たがすっきりじゃない。
うっすらだった。
銀行へ行く。
ブースに通される。
私みたいな零細取引に対しても担当の女性が親切に応対してくれた。
待っている間に壁の時計を見たら今日の日付が11月9日になっていた。
そこで時計の日付が違ってますよと教えたら「そうなんですよね」と言う。
知っていたみたいだ。
銀行はこれじゃだめ、すぐに正しい日付にするべきだ。
銀行を出て駅前に行くと盲導犬が歩いていた。
手綱を持っている人は白い杖をついていない。
まだ訓練中なのか?
ここまで書いてあっそうだ盲導犬を連れている人は白い杖はついていなかったと思い出した。
盲導犬を見るといつも思うのは「人間のために自由を奪って御免ね」ということだ。統計的に見ても寿命は短い。
盲導ロボットに替えられないのか...。
御嶽教の前を通る。
10年前に水回りと裏戸の工事をするときここで方位を診てもらったことがある。
家に帰るとムックが出迎えて来ない。
どうしたの?
ムック!と言ってもこっちを向かない。
居間行くと炬燵上の籠にあったお菓子が食べられていたのだ。
写真は炬燵から落ちていた食べかけのクッキー。
ここに置いた私が悪いのだが...。
しかしムックにも悪いことをやったという意識はある。
だってこっちを見ない。
ママはバレーボール。
よって一人で昼食。
今日は煮込みうどん。
それとラッキョ。
トイレに入っていると携帯が鳴る。
出られない。
そのうち止んだ。
今度は固定電話が鳴る。
出ると昔の仲間のS川さんからだ。
麻雀大会の誘い。
しかし山登りとバッティング。
丁寧にお断りした。
水のボトル2つを持ってスーパーに出かける。
陸橋下の道路でフィットに乗ったママとばったり。
バレーボール帰り。
わたしはスーパーへ行って来るよ!
流通グランドの銀杏下でビニール袋を持ったオジサンがいた。
ギンナンを拾っているのだ。
側溝にはこんなに実が落ちている。
でも水の中。
夕方はママとムックの散歩。
登戸グランドではサッカー少年が走っている。
空には飛行機雲。
大気圏に突入した人工衛星みたいだ。
つまみに剣先スルメを焼く。
剣先スルメを食べると新橋の居酒屋を思い出す。
モツ煮込みと焼きもの担当の板さんが実に手際よくこのスルメを炭火で炙る。
絶対焼き過ぎない。
スルメはちょっと丸くなるとさっとお皿に乗せる。
あの粋な板さんがいた懐かしい居酒屋はもうない。