朝霧高原にスミレを追う
6時45分新宿西口スバルビルの前でマイクロバスに乗る。
S木さんの紹介でボタハイ(山の植物観察ハイキング)に参加。
T先生のもと集まったのは12名。
8割が女性。
みんな素晴らしいカメラを持っている。
一路朝霧高原へ。
どんよりとした曇り空。
途中の談合坂SAで休憩。
すごく込んでいる。
桜の下にバイク集団。
道の駅朝霧高原に到着したのは10時5分前だった。
T先生から「この道の駅の売りはタケノコと豆乳です、朝どりのタケノコはすぐに売り切れます」と言われたのでタケノコを買う。
今日の目的はスミレである。
今年は咲くのが遅れている。
その種類色々。
キスミレ、タチツボスミレ、ヒナスミレ、エイザンスミレなど。
今日撮ったスミレの写真を並べる。
中にはT先生が飛びあがって喜んだ種類もあったようだ。
我々は地面を這いつくばって花をながめて写真をとったりルーペでのぞいたり、ゆっくりゆったり。
その横をバスで来た富士山一周ウォーキングの一行が早足でざっざっと追い抜いていく。
「あら花を観ながら、いいわねえ」と羨むオバちゃんもいる。
道のわきに座って昼食のオニギリを食べていると携帯が鳴る。
「明日麻雀やりませんか?」というI川さんからのお誘い。
「今、静岡です。明日も用事があって生憎お付き合いできません」と断る。
演歌にもある(川中みゆきが歌った)ニリンソウが咲いていた。
しかしまだ花は少ない。
左は午前中、右は3時過ぎて花をつぼめたニリンソウ。
富士山の周囲に咲く桜、つまりフジザクラ別名マメサクラが可憐に咲いていた。
マメザクラは個体でそれぞれ咲き方が違う。
ぱっと派手なやつもある。
アブラチャンの黄色い花が咲いている。
これも初めて聞く名前。
お笑いの虻ちゃんじゃないよ。
すべてT先生が教えてくれるのだ。
足元にトリカブト。
最近ニリンソウと一緒に食べた人がいたらしい。
葉のかたちが似ている。
トリカブトは毒がある野草。
トリカブト殺人事件を思い出す。
つぎはキクザキイチゲ。
清楚な花である。
アズマイチゲのほうが聞いたことがある。
女優の市毛良枝はこの名前からとったとか?
三枚の葉に特徴があるエンレイソウ。
メンバーの女性は春の野草という図鑑を持って来ていた。
この花、載っている?と彼女に聞く。
これがあると重宝である。
分厚くて重い(ご苦労さん)。
つり橋があった。
「一度に5人以上渡らないでください」という立て札。
確かに気持ち悪いほど揺れる。
まだ早春の富士山麓、淡い緑がなんともいい。
ウグイスも鳴いている。
富士山麓にウグイス鳴く。
フジサンロクオームナク?
どこかで聞いたフレーズだぞ。
朝霧高原らしい空間に出る。
遠くでハングライダーが舞っていた。
ここから道の駅まで15分。
今日のブログは植物図鑑のようになった。
バスに乗るとメールが入る。
山歩き会のK井リーダーからだ。
実は山歩き会でも今日倉岳山に登っているのだ。
頂上の写メールつきで周囲は真っ白で富士山は見えなかったが雨も降らずに無事終了したとの報告だった。
最近、私はアップダウンのある山上りは敬遠してらくちんな里山歩きなどへシフトしつつある。
情けないが...。