井伊直弼はイイ人だったかも。
今日は浦和に出る。
武蔵野線に乗る前にコンビニで「週刊文春」を買う。
南浦和まで吊り革につかまって文春を読む。
南浦和で京浜東北に乗り換え。
そして駅ひとつで浦和である。
このコースは今年の3月まで4年間通った。
正面のエレベーターはなかなか来ないので青いエレベーターにする。
仕事でここの10階にあるホールは何回も使った。
まず6階のユナイテッドシネマで12時45分の「桜田門外の変」のチケットを買う。
そして地下1階の大丸食料品売り場で「ねんりん家」のマウントバームを買った。
マウントバームは画面左である。
地下道を通り西口に出る。
この地下道を資料を持って何回も往復したなあ。
イトーヨーカ堂通りは相変わらずの人どおり。
ヨーカ堂の前にある八百屋で「プライドがないんだよ!」「うるせえ、売れればいんだよ」と口げんか。
プライドがないと言われたのは80歳くらいの店主。
言ったほうは50代後半の息子。
つまり親子げんか。
おや、こんなところに豆腐屋が出来たんだ。
有名な「茂蔵」である。
幟に「とうふ工場から直売」と書いてあった。
豆腐好きの私はつい引き込まれて5点ほど買ってしまった。
昼食は「刀削麺酒家」に入る。
注文したのは当然、タンタン麺。
この店には何回入ったか数えきれない。
現役の時には出来なかったビールを飲む。
調理場では片手で抱いた麺のかたまりをシュッシュッと小刀で削って釜に放り込んでいる。
この店は全員が中国人だ。
客担当の若い女性も調理人もよくぺちゃくちゃと大声でしゃべる。
中国の人は本当にウルサイ。
ジャンバーに小さなシミをつくってタンタン麺を食べ終えた後はまたパルコに戻る。
ユナイテッドシネマ、スクリーン3に集まった客は30人くらいか。
ほとんどが中高年。
私の席はG列の1番。
「桜田門外の変」。
歴史で習ったが、この事件をこれだけ真剣に考えたことはなかった。
原作は吉村昭。
日本の歴史が変わるターニングポイントである。
事実に基づいた作品は重みがある。
それにしても、日本の昔は実に簡単に切腹や自害をする。
責任をとることイコール切腹である。
大きなことをやるためには命がけだ。
ごんめんなさいで済まない世界だったんだなあ。
鳩山さんに見せてやりたい。
安政の大獄を実行し桜田門外で暗殺された井伊直弼は悪者として扱われがちだが、彼も日本の将来を真剣に考えていたのだ。
井伊直弼はイイ人だったかも。
今晩食べるママの友達から頂いたマグロ。
手前の白い部分は皮。
見るからに美味しそう!
食卓に赤、白、緑が揃った。
赤は当然マグロ、白は枝豆豆腐、緑は小松菜ラー油あえ。
枝豆豆腐は浦和の「茂蔵」買ったもの。
容器はまるで玉子のようである。
ママはバレーボール日本対ポーランドを見ている。
私はとても見ていられない。
だって負けるんだもん。