三春の滝桜、、残念!
今日はママとバス旅行。
メインの行く先は福島県三春町の滝桜である。
ママからの退職祝い。
こんな日に限って雨が降っており、そして真冬並みの寒さ。
バスの乗り場所の南越谷まで傘をさして歩く。
8時にバスがやってきた。
すでに三郷、松原団地で客を乗せている。
遅れている客がいるということで乗車して待つ。
結局この客は集合時間を間違えたということで不参加になった。
9分ほど遅れてバスは南越谷を出発した。
今日はバスガイドさんなしで新人添乗員(推定52歳女性)。
それをカバーしたのが63歳の面白い運ちゃん。
マイクを握りながら運転しちゃう。
その運ちゃんに「本日の皆さんのバスはユメコという名前ですから覚えてね」と言われた。
ユメコという字は「ゆめ湖」という珍しい名前。
佐野インターでおりて最初に寄ったのが「いちごの里」。
時期的にはいちごは終わったかなと思っていたが、真っ赤な大きな「とちおとめ」が健在。
与えられた紙コップにいちごのヘタを入れる。
私は20個も食べられなかった。
40個食べたという人も。
その後再び東北道に乗り一路福島へ。
栃木の上河内サービスエリアに入ると桜が満開。
今、桜前線の満開はちょうどここ。
桜と並んでコブシも咲いていた。
那須高原を通ると高速道路沿いに牧場が見える。
ここの桜も満開なり。
真っ黒な牛も数頭草を食んでいた。
すると運ちゃんが「黒い牛はきっとコーヒー牛乳を出すんだろうなあ」とギャグで笑わす。
郡山インターで下り、昼食のために入ったのが磐梯ドライブイン。
ここがまた大きい。
観光バスが20台くらいとまっている。
どっと入る観光客をベルトコンベアー式に建物に入れてすでに出来あがっている昼食を出す。
その手際の良いこと。
これは外国人じゃできないと思う。
これが「桜せいろ蒸し御膳」。
このほかに蕎麦がはいったお吸い物、デザートにイチゴシュークリーム。
私は担当の女性に「ビール、ありますか?」と注文しちゃった。
周囲を見たらビールを飲んでいる人はいない。
中瓶が650円だった。
食事の後は「緑水苑」で日本庭園を見て回る。
ここでは枝垂れ桜などがたくさんあったがまだ3分咲きくらい。
一番綺麗だったのはミズバショウ。
入り口に牛のように見える古い木があった。
聖牛の木という。
バスに乗っていると私の携帯が鳴る。
誰からかな?
出ると山歩き会のリーダーK井さんからだ。
明日の「九鬼山」は雨のために中止ということだ。
今日のメインイベント「三春の滝桜」は3時過ぎ。
福島県の小さな三春町には、たった1本の桜の木ですごい数の観光客が押し寄せている。
盛りあがり方は、昨年行った芝桜の秩父羊山公園に似ている。
平日というのに沢山の観光バス。
しかし、である。
桜の花は1分咲きくらいだった、残念。
でも実際に見ると、樹齢千年と言われる巨木に圧倒された。
見知らぬ女性が「去年来た時は雨がザーザー降っていてダメ、今年は咲いていない、残念です」と言う。
また同じバスに乗っていた人は「今回で3回目だが、今年が一番良かった」と信じられないことを言う。
ぴったり満開の時期に来るって難しいようだ。
それにしてもまだ花が咲いていない木を見にこれだけの人が来るなんて...。
普通なら観光会社に対して「花見と誘っておいて花が咲いてないなんて!」と怒ってもおかしくない。
日本国民は大らかである。
いつか満開の滝桜、見てみたいなあ。
三春の滝桜を見終えて高速道路を行くと西の空が明るくなってきた。
しかし、関東へと走るとまた小雨。
なんか今夜は雪になるようだ。
バスが南越谷に着いたのは予定通りの8時10分。
朝と同じような雨が降っている。
駅前から朝日バスに乗ろうとした。
満員である。
やっぱりタクシーにしようか、と思ったら、前のドアを開けてくれたので、ママと無理やり乗った。
家のドアを空けるとスリッパを銜えたムックが飛び出してきた。
長時間にわたり留守番をしてくれたムック..ありがと。
上着とズボンを履きかえてすぐにムックの散歩に出る。