スーパーマンコック

osyousan2009-12-15


いつもは100円ショップで買った手袋をしている。
だから色んなところに入っている。
玄関のジャンバーのポケットや籠の中。


安いから粗末に扱う。
だからよく落とす。
ムックの散歩用手袋は左右別々の色違い。


しかし、今日は厚手のいい手袋をやって出勤。
昨年の誕生日に娘からプレゼントされたやつ。


厚い手袋をやりたいほど今日は寒い。


武蔵野線に乗って吊革にぶら下がり外を見ていると後ろで赤ちゃんの声。
このラッシュアワーに赤ちゃんはちょっとまずいんじゃない?
振り向くと母親が1歳くらいの男の子を抱いている。


普通だったら「どうぞ」と席を譲るだろう。
まん前の男女は爆睡のふり。
込んでいる通勤タイム、やっと座った席は明け渡したくない、という気持ちはよく分かる。


誰か立たないかなあ、と待ったが結局南浦和駅までいなかった。
赤ちゃんと若い母親も南浦和で下りた。
通路をはさんだ反対側の席から「どうぞ座ってください!」と若者が名乗り出たら今日一日気分が良かったのに〜。


昼食はガード下のラーメン王へ行く。
厨房が丸見えのカウンターに座れた。
でもすごい込み方。


9割の客はまだオーダーしたものが出ていない。
でも厨房にはスーパーマンのようなコックさんがいた。
素手で(当たり前)3つの鉄鍋を操って大奮闘。

鍋の脇からは火柱がボーボーと昇っている。
その炎は素手にもあたっているだろう。
時々水道の水で手を濡らして、いや冷やしている。
水道の蛇口も鉄のお玉でカンカンと叩いて捻るのだ。


私が頼んだのは広東麺。
出てくるまで私の目は、スーパーコックのパフォーマンスに釘付けだった。
私ばかりじゃない、カウンターのみんながそうだ。
一品料理するのに3分くらいじゃないの?

広東麺630円なり。
これだけの見世物を眺めながら食べる旨い広東麺、こりゃ安い!




今日は休肝日。
我が家に直行。


ムックは炬燵でごみくずのように寝ている。
顔をあげない。
知らない人が見たらただの毛玉。


今日のムックはママと一緒に実家へ。
義母の見舞い。
その後また義母を連れて2つの病院を行ったり来たり、ムックも疲れただろう。
義母の腹痛の原因はノロウイルスらしい(?)。
本人はいたって元気だそうだ。