名脇役、逝く。
5日ぶりに南越谷駅で電車に乗る。
6日休んで2日働いてまた4日の休み。
怠け癖がつきそうだ。
車内で発車を待つと中年女性が乗ってきた。
「暑いわね、暑い、暑い!」を連発する。
そんなことわかっているよ、と言いたい。
一緒に乗ってきたのは息子のようだ。
よかった。
一人で乗って暑い暑いと騒ぐのは危ない人。
昼は久しぶりにボスと「ももや」で蕎麦を食べる。
「たまには鴨なん蕎麦なんかいいですね」と話していたが、この暑さではやっぱり盛りそばにした。
後からやってきたのは70過ぎのオバちゃん軍団6人。
みなさん綺麗に化粧をしている。
「ああ、私はあれがいいわ」と周囲の客の食べているものを見て決めている。
お元気ですねえ。
着払いの小筒を持って旧道にある「くろねこ」に行く。
受付の机に食べかけの温泉まんじゅうがあった。
女性が慌てて横に隠す。
暇なので誰かのお土産食べていたのだろう。
「このCDを着払いでお願いします」。
午後、パルコの浦和コミセンに行き予約した会議室代金を支払う。
公共施設は本当に安い。
見晴らしのいいロビー。
ちょっと前までは高校生のたまり場だった。
「おくりびと」で妻を亡くした農家の男を演じた山田辰夫が亡くなった。
ぶっきらぼうな態度、どうなちゃうのかと見ているものを心配させた。
最後にお礼を言いながら干し柿をお土産にくれた、そんなシーンを思い出した。
滝田洋二郎監督とは富山の高校で同級生とか。
名脇役がまた一人いなくなった。
あの世に送り出す仕事を描いた映画「おくりびと」だが、演じた俳優が2人もこの世の門を通って天国へ。
もう一人とはモックンの父親役だった峰岸徹。