神の領域である。
池袋へ行く。
今日は麻雀である。
時間があるのでまず西口に出る。
池袋は西口に東武百貨店があり、東口に西武百貨店があるのだ。
西口の駅ビルは地味である。
そして夜がにぎやか。
池袋演芸場があった。
入り口に若い女性がかわいらしい浴衣姿。
今や寄席がデートコースになっている。
街中を着物を着た男性が歩いている。
着物姿と言えば相撲取りか落語家。
ちょっとくたびれているが噺家だろう。
煉瓦の歩道を歩く私の靴を写真に撮ってみた。
というのは今日はじめておろしたトラベラーズシューズである。
昼はどこで食べようかとブラブラ。
結局は入り易い「日高屋」にした。
元気のいいウエーター(?)は外国語なまり。
奥のテーブルに先ほどの落語家がいた。
食べたのは餃子、そして生ビール。
食後、地下道を通り東口に出る。
地下道はいつもワサワサと込んでいて息苦しい空間である。
南池袋公園の緑に出会うとホッとする。
隅の方に老人たちが集まっている。
これは将棋だった。
下町的に言えば縁台将棋。
麻雀は13時からスタート。
今日は気持ち悪いほどのツキがあった。
最初から4連続トップだった。
ツキの力とは不思議である。
すっタンキでも積もってしまう。
スポーツ・音楽ライターの玉木氏が「スポーツ、芸能、そして勝負事は神の領域である」と言っていた。
なるほど、なるほどと思った10時間だった。
雀荘を出たのが10時20分。
それでもサンシャイン通りは若者でいっぱい。
暗い中で大道芸をやっている。
埼京線に乗る。
車内も7割が若者。
我が南越谷駅には11時8分に到着した。
駅から駐輪している場所までトボトボと歩く。
すると「オニイサン、マッサージどうですか?」と声を掛けてきた。
その若い中国の女性に「オジサンは、マッサージは結構ですよ」と手を横に振った。