昼の浦和酒場
朝、パソコンを叩いていたらソファにムックが横になっている。
背広に着替えるまで私をマークしているのだ。
お馬鹿な顔をしている。
南浦和について乗り換え通路を通り京浜東北線のホームに降りる。
階段が詰まっている。
これ以上ホームに行くと溢れそうだ。
3分ほど遅れただけでこうなる。
電話当番なので、昼食は1時過ぎに外に出る。
県庁に通じる「うらもん通り」を行く。
右側に変わった構えのラーメン屋がある。
らーめん、つけめん、ボクいけめん、のような店。
混雑する時間が過ぎたのだろう、カウンターには客が一人。
醤油らーめんを注文した。
カウンターにまんが本がある。
ラズウエル細木が描いた「酒のほそ道」という本。
時間があれば読みたい。
ビールのピッチャーみたいに見えるのはウオーターピッチャーである。
醤油ラーメンの味は今風の油こってり...私が求めているのはおとなしい醤油味。
「浦和酒場」という名の通り夜、アルコールがらみで来るといいみたいだ。
夕方になると雨。
職場にあるビニール傘を持って出たが、これ私の傘でいんだろうなあ?
雨が降ると飲みに行く足もにぶる。
駅裏の立ち飲み「山ちゃん」の客もいつもより少ない。
私もまっすぐ家に帰る。
今日の悲しいニュースは、定年間近の駐在所のお巡りさんが、下着泥棒で逮捕されたこと。
地元住民に愛された駐在さんとして、数年前の映像が流れていた。
「魔がさした」とはこのことだ。
神父さんが女性を犯すこともある。
これが人間の性だろう(よく偉そうに言えるなあ)。
ムックへの異常な愛..この愛も性かも。
ゾウさんの玩具を銜えて離さない。